岐阜県海津市 庭田保育園
4歳、1歳
1週間
私たちは大分県に住む4人家族です。2026年の春、4歳と1歳のこどもを連れて、初めての保育園留学を母子で体験してきました。

保育園留学を知ったのは、2〜3年ほど前に見た朝のニュース番組でした。実際に参加した保護者の方が体験を話している姿を見て、「短期間でも、他の文化や環境に触れさせることができるなら是非利用してみたい」と感じたのを覚えています。
こどもたちは普段インターナショナルスクールに通っており、園庭がなく、運動も室内のマット遊びや近くの公園が中心でした。だからこそ、自然の中で思いきり走り回る経験をさせてあげたいという思いが強くありました。
申し込み自体に大きな迷いはありませんでしたが、唯一心配だったのは移動です。4歳と2歳を連れての長距離移動だったので、乗り継ぎや移動時間が負担にならないかが気になっていました。それでも、「今しかできない体験をさせてあげたい」という気持ちのほうが大きく、2週間ほどで参加を決めました。
ちょうど利用した期間が、こどもたちの通うスクールの春休みと重なっていたことも後押しになりました。
金曜日にスクールが終わったあと、大分から福岡へ移動。翌日、博多駅から名古屋駅まで新幹線に乗り、そこからレンタカーで現地へ向かいました。
新幹線一本で移動できたおかげで、思っていたよりもこどもたちへの負担は少なく、親としてもとても助かりました。
初日の登園はやはりドキドキでした。
2人とも最初は楽しみにしている様子で、緊張した様子もなかったのですが、下の子は状況を理解した瞬間、私にしがみついてギャン泣き(笑)。その姿を見て、「環境に馴染めるかな…」と心配になる私の横で、上の子が、先生やお友達、会う人会う人に「〇〇です!」「〇〇です!」としっかりと名前を言って挨拶していた姿が今でも忘れられません。後ろ姿を見ながら、成長を感じた場面でした。
その後、園内を案内していただき、上の子がビーズ遊びをしているところを少し見学させていただきました。
保育園での様子は、毎日連絡帳で伝えてもらっていました。食事内容や、その日にどんなことをして過ごしたかを2〜3行ほど書いてくださっていて、短い文章ではありましたが、読むのが毎日の楽しみでした。
最終日には、先生からお手紙と4枚の写真をいただきました。上の子は、園で仲良くなったお姉ちゃんができたようで、そこにはこどもたちのとびきりの笑顔が写っていて、「本当に楽しく過ごしていたんだな」と、とても嬉しい気持ちになりました。
そして、私が一番成長を感じたのは最終日の朝です。
登園のたびに泣いていた下の子が、その日は車を降りると、自然と上の子と手を繋ぎ、2人で園の入り口へ向かっていきました。先生にも自分たちから「おはようございます」と挨拶をしていて、その後ろ姿を見ながら、たった数日でもこんなに成長するんだなと胸が熱くなりました。
また、普段はインターナショナルスクールに通っているため、日本語の歌や絵本に触れる機会があまりありませんでした。ですが、自宅に帰ってから童謡を流した時、それまであまり反応のなかった上の子が、「ママ!これ保育園でやった!知ってる!」と嬉しそうに踊り始めたんです。
保育園で過ごした時間や経験が、こどもたちの中にしっかり残っていることを感じられた、忘れられない瞬間でした。
今回滞在した宿は、一棟貸し宿の「laughter.GIFU」。宿はとても快適で、安心して過ごすことができました。

滞在中の食事は、自炊3割、外食7割。現地で買ったお肉を焼くなどの簡単な調理をしましたが、カトラリーや調理器具がしっかり揃っていて、説明シールもわかりやすく貼ってあり、とても使いやすかったです。

宿の方も本当に親切で、おすすめの観光地や飲食店をSMSで送ってくださったり、細やかに気にかけてくださいました。
滞在した時期はちょうど桜の季節。家族で桜の咲く公園へ出かけたり、木曽三川公園のチューリップ祭りを見に行きました。

保育園のお迎え後には、近くの道の駅へ立ち寄り、地元の食材を見たり、足湯を眺めたりもしました。ちょうど清掃中で入れなかったのですが、こどもたちは「入りたい〜!」と興味津々。もし入れていたら、さらに楽しい思い出になったと思います。

地域の方がスーパーや道の駅で「何歳?」と気さくに話しかけてくださる方が多く、温かい地域だなと感じました。
みかんがとても美味しく、こどもたちは毎日のように食べていました。
また、この地域はモーニング文化が充実していて、こどもを送ったあとに一人でゆっくりモーニングを楽しめた時間も、私にとって大切なリフレッシュになりました。
仕事は「こども未来館ZuTTo」のワーキングスペースや宿で行っていました。Wi-Fi環境も整っていて、滞在中も不自由なく仕事をすることができました。
また、こども未来館ZuTToの2階にはキッズ広場があり、雨の日には子どもを連れて遊びに行き、夢中になって楽しそうに遊ぶ姿がとても印象に残っています。

宿の方に教えていただいた「151@カフェ」は、パン食べ放題付きのランチがとても美味しく、子連れでも利用しやすい雰囲気でした。人気店らしく、帰る頃には待ちのお客さんでいっぱいになっていたほどです。

保育園留学は、こどもにとっても親にとっても、本当に「今しかできない体験」だったと思います。
幼少期のこどもたちは、驚くほどたくさんのことを吸収します。普段とは違う地域で、違う先生やお友だちと出会い、自然の中で過ごした時間は、きっとこどもたちの中にしっかり残っていると思います。
そして親の私自身も、こどもの成長を改めて感じたり、新しい土地で暮らす楽しさを知ったり、多くの学びと発見がありました。
もしまたタイミングが合えば、ぜひ参加したいです。次は夏に訪れて、園の横でできるという川遊びも体験してみたいと思っています。
自然の中で過ごす時間の豊かさを、これからもこどもたちにたくさん感じてほしいです。
体験談一覧へ