自然や動物との触れ合い。日常から離れた生活がもたらしてくれた家族のゆとり時間。

北海道 清水町 しみず認定こども園 ぽっけ

4歳

1週間

こんにちは。私たちは私(夫)、妻、4歳の息子で都内に住む3人家族です。2023年11月に、北海道の清水町で1週間の保育園留学に行きました。

息子は生まれも育ちも東京で、気合いを入れてキャンプに連れて行っても、「やることがなくて暇」とすぐに退屈してしまっていました。大人にとっては贅沢な「何もない時間」も、一人っ子の息子にとっては遊び相手もおらず、つまらない時間だったようです。同世代のお友だちと一緒に自然に触れ、学ぶことができたら。そんな思いで、保育園留学に行くことを決めました。北海道ならではのアクティビティや自然、特に動物と触れ合う体験ができるところに魅力を感じ、清水町を選びました。

保育園のこと

息子が通ったのは「しみず認定こども園 ぽっけ」です。保育園に行ってみると、まずはその広さに圧倒されました。普段通っている園も比較的広いほうだと思っていましたが桁が違うな、と思いましたね。思わず笑ってしまったのは、息子が園庭を走っているお友だちに「駐車場を走ったらダメだよ」と声をかけていたこと。あまりに広い園庭に、駐車場だと思ってしまったようなんです。

普段から活発で、人見知りもほとんどしない息子。登園初日、家を出るまでは乗り気だったのですが、いざ保育園を前にすると足が止まってしまいました。知らない土地で初めての場所に行くことに緊張し、親と離れることに心細そうな様子を見せながらも、担任の佐藤先生が「一緒に行こう!」と優しく声をかけてくれて、園内へ入ることができました。

はじめこそ不安げでしたが、お友だちから「どこから来たの?」と聞かれたり、分からないことがあれば教えてもらったりして、徐々に馴染んでいったようです。2日目からは自分の足で保育園に行けるようになりました。実は数日後に牧場への遠足が予定されており、事前に牧場の方が保育園にやってきて「牧場にはどんな牛さんがいるのか」「ミルクをあげる時にはどんな道具をつかうのか」などこどもたちに向けて丁寧に説明をしてくれたんです。その話を聞いた息子は牧場に行けることにワクワクし、保育園に通うのがすっかり楽しそうな様子でした。

3日目、待ちに待った遠足の日。バスに乗って西山牧場へ行き、大きな哺乳瓶をつかって子牛に哺乳体験をさせてもらいました。生まれて初めて牛と触れ合った息子。自分の手で哺乳瓶からミルクを飲ませてあげて、牛がミルクを飲む勢いに緊張の顔を見せながらも、とても楽しかったようです。家に帰ってからもずっと、「大きな水筒で牛にミルクをあげたよ」「楽しかったから北海道の保育園に毎日いきたい!」と嬉しそうに話してくれました。

宿泊施設のこと

留学中に滞在したのは清水町が運営する移住体験住宅の「清水3号」です。ゆとりのある2DKの一軒家で、家族3人で暮らすには十分すぎるほどの広さでした。清水3号は無印良品の家具・家電でトータルコーディネートされているので、快適に滞在することができました。

キッチン設備も整っているので、食事はほぼ毎日3食自炊。スーパーで北海道産や十勝産の食材を買い、清水町ならではの食を楽しみました。

最寄駅までは徒歩5分程度。生活に必要なスーパーやドラッグストア、コンビニや飲食店も全て徒歩圏内にあるので、車がなくても生活で困ることは特にありません。保育園までは自転車で7、8分くらいです。宿から線路を挟んだすぐ向かいに保育園があるので、日中は子どもたちが元気に遊んでいる様子を見ることができました。

仕事について

息子が保育園に通っている間、私と妻は自宅で仕事。光回線が引かれているのでネットワークは安定しており、頻繁にオンライン会議をしても全く支障ありませんでした。モニターも貸し出していただき、仕事環境として申し分なかったです。

妻は普段からリモートワークが中心なので、東京とほぼ変わらない環境で仕事ができていたようです。一方私は現場仕事が多く、普段は出社していることがほとんど。フルリモートの職種に比べると事前調整の手間は多少あるものの、1週間程度であれば特に問題なかったです。

宿の窓からは北海道の景色が見え、時々雪がちらちらと舞い落ちてきます。いつもと変わらず仕事をしている中でも、東京から離れて暮らしていることを思い出させてくれる風景でした。その景色のおかげか、妻も私も仕事が大いにはかどりました。

暮らしのこと

生活の中で一番大きかった変化が生活リズムです。息子は毎日保育園で遊び疲れ、夜はいつもより2時間ほど早い時間に寝ていました。おかげで朝は早起きになり、登園前に外を散歩したり、宿の裏手にある線路から電車をのんびり眺めたりする時間ができました。いつもは朝の支度はバタバタと忙しなくあっというまに過ぎてしまうのですが、清水町で生活しているとこんなにも穏やかでゆとりをもって1日をスタートできること驚き、家族にとっても新鮮な体験でした。

保育園から帰ると、息子は毎日その日の様子を嬉しそうにたくさん話してくれました。息子にとっては毎日が新しいことの連続で、話すことが尽きません。いつしかテレビやYouTubeをつけることはどんどん減っていきました。

休みの日には、車を借りて遊びに出かけました。清水公園の展望台から景色を見て、そば処 三品でお蕎麦を食べて。あすなろファーミングさんではしぼりたての牛乳とヨーグルトをいただき、息子はあまりの美味しさにとても感動していました。

※留学家族に大人気なあすなろファーミングさんのソフトクリームににっこり

午後はRanch Sun Westで乗馬体験。息子にとって初めての乗馬でしたが、乗馬前に馬の名前を呼びかけながらブラシがけをさせてもらうと、すっかり慣れたよう。怖がることもなくすぐに馬と仲良くなり、とても楽しそうでした。子どもも大人も一緒に楽しめるアクティビティがあるのは嬉しいですね。

まとめ

日常から離れて暮らした1週間。いつしか旅行のような特別感はなくなり、清水町の一員として暮らしているような感覚になっていきました。一方で、都心ではできない体験ばかりの毎日。都会に住んでいると、いつも自分たちが口にする食べ物がどこからやってくるのか、どんな動物の命なのか、その動物がどう育てられているのか、ということを学ぶ機会はなかなかありません。ぽっけでは遠足で行った西山牧場の牛乳や、清水産の野菜が給食に使われています。ふだん飲んでいる牛乳が牛から取れること、その肉が牛肉として食べられること、その牛がどんなご飯を食べてどう育っているのかなど、遠足での体験や清水町の体験を通して息子が学べたことは数えきれないほどありました。

まったく新しい環境で、普段出会う機会のないお友だちと過ごせたことも息子にとっては大きな経験となりました。不安な様子を見せたのは初日だけのことで、次第にお友だちも増えていき、最終日にはお友だちや先生と笑顔でハイタッチをしながらお別れしていました。最終日に「今日が最後だよ」と伝えると、「明日は行かないの?」と聞かれたのにはびっくりしました。まだ曜日や日付の概念もないので、当然のように翌日もぽっけに通うつもりだったみたいです。それくらい楽しい日々だったんでしょうね。

保育園留学を通して、息子がどんどん成長していく姿をたくさん見ることができました。今回は動物とのふれあいだったので、次に行くなら海の近くとか、もっと雪深い地域に行ってもいいかもしれないですね。これからもたくさんの経験をさせ、子どもの可能性を広げてあげたいです。

※りたくんの清水町での思い出がたくさん詰まった滞在日記

体験談一覧へ

keyboard_arrow_right