カーテンを開けるとそこは穏やかな海 玄関を出るとどこまでも原っぱ、倉岳町の一軒家暮らし

熊本県天草市 倉岳保育園

5歳、3歳

2週間

こんにちは。私たちは愛知県に住む家族です。2024年7月、私(母)と長男(5歳)、次男(3歳)の3人で熊本県の天草市へ、2週間の保育園留学に行ってきました。保育園留学を知ってすぐに行きたい!と思ったけれど、「行くのはまだ先、来年かな」と考えていました。けれど、5月に3歳の誕生日を迎えて幼稚園に楽しく通う次男の様子を見て、「今いけるかも…」「今年行けば来年も行ける!」と大きく気持ちが変化しました。

私の仕事の都合で、留学できるのは夏休みしかありません。気になりながらも次男の新生活でバタバタしていたある日、ふと予約サイトを見るとどの地域も満席で空きがありません。「出遅れた!この夏休みは1度だけ、なんとしても行きたい!」と考えていたところ、保育園留学コンシェルジュより新地域オープンのお知らせが舞い込みました。まだ地域のホームページも立ち上がっておらず、何もわからない、どうしよう…。迷いの中、一番の決め手になったのは倉岳保育園の人数でした。上の子が現在通う園は27人×2クラス。もし、同じ規模なら2週間でお友達の顔と名前を覚えるのは少し難しそうです。倉岳保育園の年中さんは4人、少人数でしっかりとお友達と関係を作ることができそう!と参加を決めました。

福岡で前泊

愛知県から熊本・天草への直行便はないので、大移動です。私の母も途中まで滞在することにして、大きなスーツケース2個を持って名古屋から福岡まで新幹線に乗りました。福岡発の天草エアラインは朝8時台か夕方17時(2024年夏のフライトスケジュール)。更に空港からの移動もあるので、幼児連れの連続移動は難しそう。そこで無理せず、福岡で1泊滞在を楽しみました。

園のこと

まだ「名前がおぼえられない」1週目

倉岳保育園の登園初日、園長先生が私も一緒に園舎の中を案内してくださいました。園の中をぐるっと一周し、それぞれに「お部屋はここだよ」と細やかに知らせてくれたからでしょうか。2人とも泣かずにお部屋に入っていくことができました。長男は虫取りに行って、給食もたくさん食べたそうです。次男は、慣れない緊張と恥ずかしさもあって、時折泣きそうな顔になるけれど涙を堪えていたと担任の先生が様子を詳しく知らせてくれました。

少しずつ、慣れてきた2人でしたが、ふだん通う園ではお昼寝がありません。倉岳保育園のお昼寝の時間に慣れない長男に合わせて、半日程度でお迎えにいく日もありました。園の柔軟な対応に感謝しています。子どもたちは毎日のバス登園も楽しんでおり、「行きたくない」という日はありませんでした。

金曜日のおやつはなんとアイスクリーム!次男は数日前からウキウキ、楽しみに登園しました。反対に、長男は「まだお友達の名前がおぼえられないんだ」と。先生方からは「みんな一緒に遊んでますよ」と聞いていたので大きな心配はしていませんでしたが、2人それぞれの個性を改めて感じた1週目となりました。

2週目は「お友達ができた」実感

前半週に、「まだ名前がおぼえられない」と話してくれた長男の声に、先生方が名前を書いた集合写真を準備してくださっていた月曜日。安心してお任せすることができると、さらに確信を深めることができました。

夏ならではのプール遊びも全力で楽しんでいたようです。

はじめは「お昼寝いやなんだ」と話していた長男も、少しずつ慣れてきたのでしょう。お昼寝時間をみんなと一緒に過ごすようになりました。

天草ならではの海遊びを先生方が親子参観として企画してくださったのもありがたかったです。子どもたちが乗ったバスに、私も車でついていきました。子どもたちの磯遊びは元気いっぱい!カニを見たり、魚を捕まえたりたくさん遊びました。

最後の5分、「海に入ってい・い・よーー!」と先生の掛け声には大歓声!思う存分夏を楽しんだ時間となりました。

お迎えに行くとお友達が見送ってくれるのも前週からの変化です。子どもたちがたくさん遊び、時間を共に過ごしたのでしょう。なによりも先生方の全力フォロー、朗らかな在園児さんあってこそ。皆さんのおかげで長男は「お友達ができた」という実感を持たせてもらったことに感謝しています。

宿から園までのお迎えは、隣町を通り、海沿いの眺めの良い道を走ります。保育園までの距離は13キロ。名古屋では45〜60分ほどかかってしまう距離ですが、20分で着いてしまう走りやすいルートで毎日のドライブはとても楽しい時間でした。


宿のこと

宿泊は天草市のお試し住宅のひとつ「かねやき倶楽部」です。広大な敷地と日当たりの良い一軒家のキッチンは食器はもちろん、炊飯器や鍋など調理器具が揃っており、とても快適な住まいでした。

ただ、夏休みの最も暑い時期ということもあり、火を使う調理はできるだけ少なくなるよう工夫しました。キッチンは、特に西陽がよく入るので、夏はお惣菜を買ったり、冷奴やトマトなどを取り入れるのもおすすめです。

家の前の敷地はとても広く、バッタが沢山いました。少し歩くだけで、バッタがピョンピョン跳ねるのです。虫取り網と虫かごを手に、毎日バッタ探しをしました。次男ははじめはバッタを触ることもできませんでしたが、徐々に触ることができるようになったこともいい思い出です。

暮らしのこと

倉岳保育園のお迎え時間は16時30分ですが、私は息子の様子を見つつ、早めお迎えの日も多かったので、午後からお昼寝がてらのドライブへ行き、地域巡りを楽しむ日もありました。上天草のパールガーデンでは、20分程度の天草宝島ラインに乗りました。天草五橋を見ながらクルーズ気分の移動に子どもたちは大喜び。「船に乗ったね」と大満足でした。

子どもと楽しむ日々でしたが、1週間で帰る母と2人だけで崎津教会に足を伸ばした日も。子どもと過ごしながら、母と2人の会話もたくさんできるのは保育園留学ならではですね。

週末は夫も合流

週末には合流した夫をみんなで迎えに行って、海に浮かぶ水族館、シードーナツを楽しみました。花火が港で上がる夜は、よく見える場所を園長先生に教えてもらって見に行ったり…。そうそう、天草には化石発掘体験ができる「恐竜の島博物館」があるのです。

息子たちは恐竜が大好き!夢中になってハンマーを叩いて発掘した4つの化石とレア度カードは数ある思い出の中でもハイライト、2人ともとっても満足げな顔でした。

日曜日に歯が揺れた!

毎日あっという間にすぎていく中、日曜日に次男の歯が揺れていることに気づいて大慌て。役場の方に電話し、休日診療についてお聞きしたところ日曜当番医を教えてもらうことができました。いつもと違う場所で病院!となると、不安になりますが、天草市役所の地域サポート体制がしっかり機能しているので安心ですよ。

水鉄砲でこんなに遊べるなんて!

たくさんのお出かけを楽しみましたが、写真を見返すと家の前で水鉄砲で遊ぶ様子がとっても多いんです。とにかく家の敷地が広く、どこまでも庭なので、どんなに走り回って水をかけてもOK!自宅では決して使えない大きな水鉄砲で遊ぶ様子を見て、息子たちに「こんなにも遊べるパワーがあったのか」と驚くばかりでした。

「愛知県に帰ってきちゃったな…」

もし、1週目で終わっていたら「留学してよかったな、他の地域も行ってみようかな」という感覚だったでしょう。2週目、先生との信頼関係ができて、子どもたちの関係も深まり、私も天草の海と景色に魅了され、倉岳町は特別なまちになりました。

帰宅後、毎日のように聞こえる息子たちの「あーあ…愛知県に帰ってきちゃったな…」という声にプレッシャーを感じながら、来年の夏もきっと再訪したいです。そして、この体験談を読んだ方々にぜひ倉岳町を訪れて欲しいな、と思います。(いっぽうで素敵な地域なので秘密にしておきたい気持ちも!)

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