三重県志摩市 しまの杜こども園
5歳、3歳
一週間
私たちは北海道に住む4人家族です。この度、母とこども2人で2025年12月に初めての保育園留学を志摩市のしまの杜こども園で体験してきました。
子育て雑誌で初めて「保育園留学」を知りました。
前職がテレワークだったこともあり、「上の子が保育園に通っている今のうちに、いつもとは違う地域で暮らしながら、こどもたちに特別な体験をさせてあげたい」と思ったのがきっかけです。仕事を続けながら、家族で別の土地に住むように過ごせることに、とても魅力を感じました。
今年中に海外への親子留学も考えていましたが、今回は断念。そのタイミングで保育園留学のことを思い出し、迷うことなく即日問い合わせをしました。申し込みから出発までは、わずか2週間ほど。来年は上の子が卒園を控え忙しくなるため、「行くなら今しかない」と自然に決断できました。

留学先は、海が見えること、思いきり走り回れる園庭があること、周辺に観光地が多いことが決め手となりました。
こうして急遽決めた留学でしたが、札幌からJRで新千歳空港へ向かい、飛行機で中部国際空港へ。到着後はレンタカーを借りて志摩市へと移動し、家族にとって新たなチャレンジがいよいよ始まりました。

留学の話を事前にしたときのこどもたちの反応は正反対でした。
上の子は「楽しみ!」と目を輝かせていた一方で、下の子は「今の保育園がいい」と少し消極的。正直なところ、下の子がきちんと登園できるか、少し不安な気持ちを抱えていました。
そして迎えた登園初日。その不安は、やはり的中します。
息子は少し緊張した様子を見せながらも、自分の足でゆっくりと教室へ入っていきました。一方の娘は、不安そうな表情で立ち止まり、先生に手を引かれて教室へ。見送る私は「大丈夫かな…」と胸がきゅっと締めつけられる思いでした。
けれど、お迎えの時間には二人とも元気いっぱい。
息子はさっそくお友達と「タッチ!バイバイ!」と声を掛け合い、車の中でも「あと何日行くの?楽しみ!」と終始ご機嫌でした。
娘も「歌がわからなかった」と戸惑いを口にしながら、「給食のカレーが美味しかった」「お友達とお話しした」「まんぼう組になったよ」と、一生懸命その日の出来事を教えてくれました。
園で貸していただいた制服とリュックも、すっかりお気に入り。普段は制服のない園に通っていることもあり、可愛い制服姿を見ることができたのは新鮮で嬉しかったです。

園では、クリスマスの制作活動や絵本の時間、ジュース屋さんごっこなど、室内遊びも充実していました。
外遊びでは、広い園庭で砂場や遊具、サッカーや鬼ごっこ。普段は小さな園庭で過ごしているこどもたちにとって、公園まで行かなくてもすぐに思いきり体を動かせる環境があるのはとても新鮮だったと思います。
連絡帳に加え、お迎えの際に担任の先生がその日の様子を直接教えてくださり、親としても安心して預けることができました。
体操教室や避難訓練、クリスマス会にも参加しました。体操着を着ての体操教室は息子にとって特別だったようで、「1月の体操教室にも行きたい」と言うほど。
クリスマス会では、サンタさんからカード入りのお菓子をもらい、合奏やケーキも楽しみ、「フィンランドってところにサンタがいるみたい」と目を輝かせて話してくれました。園で教えて頂いたクリスマスの歌を気に入ったようで、札幌へ戻ってきてからも二人でよく歌っています。
最終日、息子はクラスの半分以上のお友達の名前を覚え、みんなから「バイバイ」と声をかけてもらい、車内で「まだしまの杜こども園に通いたかった…」と涙ぐんでいました。
二人分のアルバムをプレゼントしていただき、帰宅後もページをめくりながら、先生やお友達の話をしてくれています。

行き渋りのあった娘も、アルバムの中では笑顔で踊ったり、お友達と過ごす姿が写っていて、緊張の中にも楽しい瞬間がたくさんあったんだなとほっとしました。

滞在先は一棟貸しだったため、こどもたちものびのびと過ごすことができました。
ベッドは低層タイプで、寝相の悪いこどもたちでも落ちる心配がなく安心でした。滞在中の食事は基本的に自炊をしていましたが、大きな不便を感じることはありませんでした。
クリスマス前ということもあり、ツリーやリースが飾られていて、娘は「これは星のかたち」「これは丸だね」と、一つひとつ楽しそうに眺めていました。
夜には、外に出なくても寝室の窓から満天の星空を見ることができ感動しました。

スタッフの方から柚子をいただき、お風呂に浮かべて楽しむ時間は特別なひとときに。
「明日もおいでや~」という一言にすっかり甘えて、冬季限定の焼きマシュマロは、滞在中ほぼ毎日の楽しみになっていました。

フロント棟へ行くたびに温かく声をかけてくださり、困ったときには親身に対応していただいたおかげで、安心して1週間を過ごすことができました。
食事はほぼ自炊でしたが、地元スーパーで購入した新鮮なカツオを、息子が「美味しい!」と言いながらたくさん食べていた姿がとても印象的でした。札幌では見かけないアイスを見つけて嬉しそうにしていたのも、旅ならではの光景です。
留学二日目の火曜日の午後は早く迎えに行って、隣の南伊勢町の土実樹農園さんでみかん狩りを体験。

水曜日は娘が少し疲れていそうだったので、保育園の隣にあるクレープ屋さんへ立ち寄りました。名産品の真珠の形をしたチョコがのったかわいくて美味しいクレープに、二人とも大喜びでした。

ランチでは外食も楽しみ、「炭火焼うなぎ 東山物産」でいただいたうなぎは絶品でした。最終日の夜には、「松阪牛の長太屋」で松阪牛の焼き肉を堪能しました。個室の小上がりで、子連れでも安心して過ごせるお店でおすすめです。
登園後の午前中は、少しだけ私のひとり時間もありました。伊勢神宮、横山展望台、賢島クルーズなどへ出かけ、どこも車で30分前後とアクセスが良く、海を眺めているだけでも、いつもとは違うゆったりとした時間が流れているように感じました。
また、毎日お迎えに向かう時間に見ていた夕焼けは、今でも心に残っています。

保育園留学が終わった土曜日には夫も合流し、家族4人で鳥羽水族館へ。ジュゴンを見たり、鳥羽ミジュマル公園にも足を伸ばし、自然も観光もたっぷり満喫。
冬の志摩でしたが、「次は夏にも来てみたいね」と、家族で話すほど魅力的な場所でした。
こども園の先生方は朗らかで優しく、園児のみんなもとてもフレンドリー。木の温もりあふれる園舎と、海の見える広い園庭は、まさに理想通りでした。
新鮮な食材、美しい景色、近距離で楽しめる観光地。志摩市は、魅力的な場所です。
あっという間の1週間でしたが、私にとっては、就学前のこどもたちと冒険できる最後のチャンスであり、一生の思い出になりました。
こどもたちにとっても、この時間が特別な記憶として心に残ってくれることを、心から願っています。
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