ホームシックを乗り越え、純粋無垢な子ども同士の友情が芽生えた瞬間に感動しました。

北海道 上士幌町 上士幌町認定こども園ほろん

5歳・3歳

2週間

こんにちは!私たちは千葉県に住んでいる、私、妻、息子(5歳)、娘(3歳)の4人家族です。6月末に、北海道上士幌町にある上士幌町認定こども園ほろんへ2週間の保育園留学へ行ってきました。

私たちの住んでいる場所は畑に触れる機会がほとんどなく、以前、岡山県にある妻の叔母宅へ遊びに行った時に畑で大根を収穫させてもらい、子供たちにとってはまるで絵本の中の世界のようで、すごく喜んだことがありました。

子どもたちには、自分たちが住んでいる場所以外にも、さまざまな地域があることを体感してもらえるといいなと、思いきって留学に参加しました。北海道ということで、動物や土、自然に触れる体験ができることも、とても楽しみにしていましたね。

自宅から上士幌町までは、自家用車で向かうことに。大洗から苫小牧までフェリーに乗り、17時間かけて現地に到着!フェリーでの移動ははじめてでしたが、キッズルームがあったりと予想以上に快適でした。短期間の旅行ではなかなかできないことなので、移動からいい経験になりました。

保育園のこと

登園初日から娘は給食をおかわり!息子はお友だちと一緒にレゴで遊んだりと、2人とも全力で楽しんだようです。お迎えに行くと「なんでこんなに早く迎えに来るの」と言うほどでした。娘は園の体操が気に入って、園の入り口で流れている体操の音楽を、行きも帰りも立ち止まって聞いていました。

園庭には、「ほろんの森」という石垣や水汲みポンプなどがある遊び場があります。特に娘はここが大好きで、土を盛って山になっているところから水を流し、滑り台のように滑ったり、川を作ったりと、水を使った遊びをたくさんしました。

ほろんの森は休日も開放されていて、休みの日にも一緒に遊びに行きました。息子は石垣に登ろうとしていましたが、それがなかなか大変で。初めは登り降りができず「どうやるの?」と助けを求めていましたが、試行錯誤し、自分の力でできるようになりました!

地元のお友だちと一緒になって、パイプで水を流しながら泥んこになって遊んだり、他にも、木の枝やフライパン、ブルーシートのテントがあったりと、子どもたちは「今日はどれを使って遊ぼうか」と、想像力を働かせて自由に遊んでいました。

普段だと、ついついもうやめなさいって言ってしまいそうですが、ここでは地元の皆さんが見守ってくれていて、ダイナミックに遊ぶことができてとても良かったです。

滞在期間、イベントが盛りだくさんあるタイミングと重なり、子どもたちはとても楽しんでいました。

芸術鑑賞会ではマジックショーを見せてもらいました。はじめてみるマジックショーはとても楽しかったようです。また、水泳教室もありました。プールは近くの小学校の設備を使わせてもらうのですが、充実した設備で素晴らしいと感じました。小学校の設備をこども園に貸し出しできるのは、ここの地域ならではなのではないでしょうか。

息子は夕涼み会にも参加しました。夕方4時半から8時までの時間、流しそうめんやパフェを作って食べたり、花火をしたり。消防士さんが消防車に乗ってきていて、火についてのお話も聞かせていただいたりと、とても楽しそうに過ごしていました。その他にも、森遊びでは、森の中で泥んこ遊びや虫取りもしたそうです。

滞在期間も半分が過ぎた頃、息子が「家に帰りたい…」と、ホームシックになった時がありました。話を聞くと、お友だちの名前が覚えられなくて、うまく輪に入れないことがあったみたいで。

だけど、休日に近所の公園で遊んでいた時のこと。公園に園のお友だちが来ていて、息子に「俺のことヨウスケって呼んでいいよ」と話しかけてくれたのです。息子はお友だちと2人で何度も名前を呼び合いながら遊び、とても仲良くなりました。私が思っているよりも子どもたちは社会性を身につけていて、誰かと友だちになる瞬間を目の当たりにできたことは、私にとっても心に残る出来事でした。

一緒に過ごすうちに園のみんなととても仲良くなって、最終日のお迎えの時にはお友だちがたくさん集まってきてくれました。離れがたい様子で、手を繋いだり、ハグをしたり。みんなで写真をたくさん撮りあって送り出していただきました。先生方には思い出の写真をメッセージとともにいただき、2人ともとても喜んでいました。息子は、留学から帰ってきた今でも、その写真を見ながら「ずっと見ていたいね」と言っています。

宿のこと

宿泊施設の「にっぽうの家 上士幌」はすごく素敵な家で、快適に過ごすことができました。マンション暮らしの子どもたちは階段のある家に大喜び!ただ、シャワーはあるのですが、バスタブがなかったので、お風呂はすぐ近くの、おとな1人300円で入れる町営のお風呂へ毎日通っていましたね。

そして、ここにいる期間はものすごく早寝早起きでした。それと言うのも、日の出時刻が朝の4時前頃だったんです。朝日が入ってくるので、遅くても5時にはみんな活動開始していました。いつもより2時間くらい早起きして、宿泊施設の裏にある芝生でサッカーをしてから登園するという、いつもの生活では考えられないような健康的な生活を過ごしていました。

宿泊施設に「SDGsすごろく」が置いてあったのですが、子どもたちにはちょっと難しい内容。すると、子どもたちが自分ですごろくを作り始めたんです。おもちゃがあまりない環境の中でも、自分たちで遊びを作り出していました。

窓を開けると、リスがいたのには驚きました。1度リスに気づくと、毎日目に入るようになって。帰る日にもやっぱりそのリスがいて、娘がリスに「さよなら」とお別れを言っていたのは良い思い出です。

暮らしのこと

上士幌町はとてもコンパクトで、商店街を中心に市街地があり、どこも車で2〜3分で行けるくらいの距離です。スマートタウンへの取り組みもしていて、スマホアプリがあれば、商品を読み込んで支払いまでできる無人コンビニの「かみしほろマルシェ」がありました。ここでは、北海道の地元食品や、日用品も販売されています。

滞在中、夕飯を食べに4店舗ほど行きましたが、どこもおいしいし、地元の雰囲気を楽しむことができました。そのうちの1軒に、以前、上士幌町認定こども園ほろんの先生をされていた方がいて、保育園の話で盛り上がったりと楽しい夜を過ごしたことも。

近くにはスーパーがあり、普段の食材の買い物はできます。ただ、子どもの服などを売っている店が上士幌には見つからず、車で45分ほど離れた帯広市か、隣接している音更町のショッピングモールまで行きました。

土曜日には、日本一広い公共牧場であるナイタイ高原牧場までドライブし、とてものどかな風景が広がっていて感激しました。

日曜日は、北海道河東郡鹿追町の「カントリーファーマーズ藤田牧場」へ。搾乳体験や、牛がどのような生活をしているのか、牛が生まれてから生涯を終えるまでの過程や、酪農の歴史なども教えてくださって、子どもだけでなく、おとなも楽しむことができるのがこの牧場の魅力です。

「念願の乳搾りができる!」と1番張り切っていた娘は、いざ牛を目の前にすると怖くなってしまって。だけど、息子が楽しそうに乳搾りをする姿を見て、頑張ってチャレンジ!乳搾りすることができて、とても喜んでいました。その後は、ここで搾乳された生乳を使ったアイスと牛乳を堪能しました。

観光旅行では選ばない場所だからこそ、知ることができてよかった

※北海道滞在中に、星野リゾート トマムへ立ち寄った時の写真です

留学を終えてからも、家で四つ葉牛乳を飲んでいて、「これ、みんなが遊びに行った牧場の、みんなが乳搾りしていた牛たちの牛乳だよ」と教えてあげると、もう興味津々に「えー!」と言いながら嬉しそうに飲んでいました。2週間の滞在中にどんどん上士幌町を好きになって、また家族で遊びに行けたらいいなと話しています。この保育園留学がきっかけで上士幌町を知ることができて、本当によかったです。

夏の北海道は素晴らしいものでしたが、次は冬も体験してみたいですね。子どもたちも、雪がたくさん降っているのを見たら、すごく感動するのではないでしょうか。雪の中で思いっきり遊ばせてあげたいです。

ここは、牧場で牛とふれあうことができますし、乗馬ができるところもあります。家のすぐ隣の木にリスが遊びに来てくれたりと、動物が好きな方にぴったりです。気になる方は、ぜひ一度来てみてください。きっと好きになると思います。

取材・執筆 田中亜由美

この留学先をもっと詳しく見る >

体験談一覧へ

keyboard_arrow_right