
こんにちは。私たちは東京都に住む家族です。2024年4月、私たち夫婦と息子(5歳)、娘の(2歳)の4人で熊本県天草市へ、1週間の保育園留学に行ってきました。
保育園留学は40近くある地域を選ぶことからはじまります。我が家は私がペーパードライバー、夫は車が運転できません。ということで、譲れない条件①は「車なしで参加できるエリア」でした。その中から、条件②家族の旅行先としては思い浮かばない地域を絞りました。そして、③保育園留学じゃないと行く機会が少なそうなエリア、④さらに「イルカの飛行機」天草エアラインのディスカウントがあること、が重なり天草に。そうそう、1年で1番牛深町が盛り上がるという地域のお祭り「ハイヤ祭り」があることも決め手に、「しろはと保育園」への留学を決めました。
私が「行く!」と決めたものの、この時点ではパートナーの反応は薄かったんです。そこで、非認知能力の成長など子どもが保育園留学で得るであろうことを共有し、「費用面に戸惑う面もあるけれど、君がそう言うなら行こうか」と納得してくれました。
ドキドキの登園初日、お兄ちゃんは振り返らずにスッと入って行きました。あっという間に自分のやりたい遊びを見つけて馴染んでいたそう。緊張はないように見えましたが、後で聞くと「初日は緊張した」そうです。下の子は「行きたくない」とカチカチになっていたところ、先生が優しく抱っこしてそのままお部屋に入ることができました。

しろはと保育園の外遊びは年齢まぜまぜで過ごします。大きな遊具で体を使って目一杯遊んでも遊び足りない毎日でした。帰りの時間はあっという間にやってきます。子どもたちにとっては園バスの利用は初めて。車なしの生活ですから、朝のバスお迎えはとってもありがたかったです。ところが、帰りは、バスで帰る子はみんなより一足早く出なければなりません。「もっともっと遊びたい!」ということで、2日目以降は敢えて宿までの約2kmを歩いてお迎え、帰りはタクシーを利用しました。

先生が在園児さんご家族に、留学受け入れの案内してくれていたので、お迎えの時に話しかけていただき親同士の交流も楽しめました。また、子どもたちが遊ぶ遊具はなんと先生方の手作りなんだそう!園長先生も見守りとともに1日の様子をお話をしてくださるので私もお迎え時間が楽しみでした。

しろはと保育園では、東京だと「危ない!」とストップをかけてしまいそうなことも見守ります。小さな子でも大きな遊具にチャレンジ精神旺盛です。そんな時、先生との約束は1つだけ「自分で降りられるものは遊んでいい」。自分で考えてやってみる、連絡帳の表現にも先生方の愛情深さを感じます。そんな先生方に見守られ、子どもたちはお猿さんのようにぴょんぴょんと遊具遊びを楽しんでいました。

滞在先は、牛深港の目の前の一軒家。敷地はなんと100坪です。光がいっぱい入る気持ちの良い空間で、海が望めるお部屋もありました。部屋数が多いので仕事環境もしっかり確保できます。Wi-Fiやデスクなど不自由なく過ごすことができました。

商店街が徒歩圏内にあるので、魚屋さんや飲食店など地元のお店でのお買い物も楽しみました。

遊び疲れた子どもたちはが、いつもよりも早く9時に布団に入ってそのまま寝入ってしまう日が多かったです。自宅では「ママと寝る」という娘も、保育園留学中はお兄ちゃんと2人で就寝。いつもは別々の園に通う2人、一緒に新しい環境に挑戦する中で、絆が深まったのかな。微笑ましいですね。

まちを歩いていると誰もがウェルカムな気持ちで迎えてくれるあたたかい雰囲気です。とにかく、人が優しいと感じました。飲食店で子どもが大きな声をあげても「元気でいいね!」と話しかけてくれるんです、嬉しいですね。
お魚のおいしいまちに行くからには!と、自炊するつもりでいたのですが、実はお米を炊いただけの日がほとんど。どの飲食店もリーズナブルでおいしく、お店で食べたり、おかずだけ持ち帰りをしたり、家族みんなで食事を楽しめました。在園児さんのママに聞いた赤のれんのハンバーグ、子どもたちは夢中で食べていました。他にも「おまかせのお刺身」をお願いしてテイクアウトできる鮮魚店など、大満足の1週間でした。

最初はそれほど留学に乗り気ではなかった夫も、2日目には「1週間じゃ足りないね、また来ようよ!」と。人があたたかく、のんびりとしたまちの雰囲気が心地良いとすっかり魅了されていました。

何より楽しみにしていたハイヤ祭りは江戸時代後期に誕生したお祭りです。船乗りと牛深の女性たちが踊ったことが始まりなんだそう。

まちいっぱいに熱気が広がる夜、ハッピを纏ったまちの人と子どもたち、そして夫も踊りに参加してすっかり牛深の一員になりました。

1週間はあっという間です。最後の日、お兄ちゃんの「もうここに住んじゃおうかな」と言う言葉に私たち夫婦も即答しそうになりました。夢のような時間が続いて欲しい、一方でいつもの生活もある。そんな私たちに「牛深」は第二のふるさととなりました。ふるさとには会いたい人がいます。保育園の先生方、お友達、そして宿泊施設のオーナーの中村さんにまたきっと会いに来ます。

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