北海道深川市 たどし認定こども園かぜっこ
2歳
1週間
2歳の息子と一緒に、2025年11月に北海道深川市にある「たどし認定こども園かぜっこ」で1週間の保育園留学を体験してきました。
保育園留学を知ったきっかけは、SNSの広告でした。初めて目にしたときは、こどもにとっても親にとっても、日常とは少し違う特別な体験ができる、良い休暇の過ごし方になりそうだと感じました。

申し込みまでに大きなハードルはなかったものの、現地での生活が本当に成り立つのかという不安はあり、2週間ほど悩みました。ですが、仕事の休暇が取りやすいタイミングだったこと、そして北海道へ行くなら雪が深くなる前の「今」しかないと思えたことから、「来年まで待つより、今年の長期休暇を利用して行こう」と参加を決断しました。
留学先は、2歳児クラスでも受け入れがあり、北海道の中でも無理なくアクセスしやすいことから「たどし認定こども園かぜっこ」を選びました。当日は飛行機と電車を乗り継ぎ、現地へ向かいました。

登園初日は13時までの短い保育時間で、園内で少し遊んだあと給食を食べて終了でした。
その日はちょうど、みんなで給食を作る日。こどもは包丁を使ってにんじんを切り、出来上がった豚汁を食べながら「これ、さっき切ったね!」と、とても嬉しそうに話していました。

初日から“やってみる”“関わる”体験が自然に組み込まれていて、短い時間ながらも印象に残る一日となりました。
園内では、おもちゃや絵本のほかに、大きな積み木やジャングルジムのような遊具でも遊びました。

外遊びでは、ちょうど雪が積もった時期だったこともあり、園の周辺をソリでお散歩したり、園の裏でソリ遊びをしたりと、雪の中で思いきり体を動かして過ごしていました。
特に印象的だったのは、「こどもを一人の人として尊重する」という園の方針です。
こどもも先生のことも名前で呼び合い、「〇〇しなければならない」という決まりごとがほとんどなく、先生方の関わりもとても温かいものでした。

こどもたちがのびのびと生活している様子が自然と伝わってきて、この環境で過ごせたこと自体が貴重な経験だったと感じています。
最終日には写真付きのカードをいただき、それを大事そうに眺める姿に、この一週間がこどもの心にしっかり残っていることを感じました。
短い滞在ではありましたが、親子にとって忘れられない、満たされた時間になったと思います。
滞在先は、多度志市営住宅の一室。室内はリフォームされ、家具や家電も一通り揃っていたため、実際の暮らしに近い感覚で、1週間とても快適に過ごすことができました。到着当日に宿の方から使用方法の説明があり、安心して生活を始められました。
食事は滞在中基本的に自炊をしていましたが、調理面で大きな不便を感じることはなく、落ち着いて日々の食卓を整えることができました。買い物は滞在中2回ほどで、足りないものは近くのコンビニにほぼ毎日立ち寄る形でした。

車がなかったため、まとめ買いが難しく、地域の食材を存分に楽しめたとは言えませんが、それでも深川産のお米のおいしさは今も印象に残っています。
最終日、園のこどもたちや職員の方と一緒に近くの温泉へ連れて行っていただき、併設のレストランで食事をしました。園での時間だけでなく、こうした場面でも自然と気にかけてくださり、慣れない土地での生活に不安を感じることなく過ごせたのは、園長先生をはじめ、周囲の方々の温かい支えがあったからだと、親としてあらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また、週末には家族で足を伸ばし旭川や美瑛方面へ出かけ、旭山動物園を訪れたこともいい思い出です。

朝、園バスが来るまでの時間に、こどもと外で雪遊びをしたり走り回ったりした何気ないひとときが今でも強く印象に残っています。
今回の保育園留学を通して、普段とはまったく違う環境の中で、これほど長い時間をこどもと一緒に過ごせたこと自体が、とても貴重な体験だったと感じています。
都会に住んでいるからこそ、こうした体験の価値はより大きいのではないでしょうか。
今回は冬の滞在でしたが、季節を変えてまた訪れてみたいという気持ちがありますし、他の園にも参加してみたいとも思っています。
日常から少し離れ、親子で同じ時間を共有できる——保育園留学は、そんな豊かな時間を与えてくれる体験でした。
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