鹿児島県南大隅町 はまゆう保育所
6歳、2歳
1週間

こんにちは。私たちは東京に住む夫婦と長男(6歳)、次男(2歳)の家族です。2025年3月鹿児島県南大隅町へ、1週間の保育園留学に行ってきました。
この留学は石川県中能登町、富山県富山市に続いて3回目。保育園留学のことは、ちょうど1年ほど前にテレビのニュースで知りました。私たちは転勤が起こり得る家族です。子どもたちには、いろんな場所でいろんな集団に加わることに慣れておいて欲しい。そんな気持ちで、迷いなく、検索後すぐに初回参加を決めました。
保育園留学は、「1-2週間地域に滞在する、こども主役の暮らし体験」。はじめはピンと来なかったのですが、留学後に、子どもたちがニュースで富山県や石川県という地名に反応するようになりました。例えば、荒天の報道を心配したり…。例えるなら、祖父母が住む地域のように気になるようです。子どもたちにとって、「地域に暮らすことは旅行とは異なるんだ」と実感しましたね。そこから、あっという間に長男の卒園も近づき、3月は兄弟で参加できる最後のチャンスです。3回目は、これまで行ったことのない西日本、1歳児の次男も一緒に参加できる地域の中から、私が行ってみたいと直感した南大隅町に決めました。
羽田空港から鹿児島空港へ、ずっと海が見える道をレンタカーで2時間ほど走って到着。月曜日の初登園、楽しみにしていた長男はこれまでと変わりなく、すっとお部屋に入っていきました。次男はこれまでの経験から「きっと泣くだろう」と思い、先生にもお伝えしていたのですが、泣かずにすんなり入室していきました。先生にも「あれ、泣かないね?」と驚かれたほど、馴染むのも早かったようです。

はまゆう保育所の在園児さんは6人。これまでの留学先は、未満児と以上児は別々のお部屋だったけれど、今回は「お兄ちゃんと一緒」ということにホッとしたのかもしれません。

見晴らしのいい場所にある園の周りは緑がいっぱいです。

3月末はちょうどお花が満開の菜の花畑へお散歩に行ったり、

トマト農家さんで収穫体験に参加したり、

雨の日は広い教室内をたくさん走り回って…毎日めいっぱい楽しんでいました。

給食は、庭に面した廊下に机を出してみんなで食べたり、自分で取りたいものをとるバイキング方式の日もあったり、とても楽しかったようです。

いつ聞いても「おいしかった!」と満足げでした。そうそう、2人ともトマトは苦手で家では絶対に食べないんです。でも、トマト狩りの日は、先生にかっこいいところを見せたかったのかな…ドキドキした表情で食べていたそうですよ。

たくさん活動したからでしょうか…お昼寝もしっかり!

給食後の歯磨きは、どの園でも取り組んでいたのですが、はまゆう保育所はなんと先生が「仕上げ磨き」も!1人1人のお口の中をしっかりチェック。おかげで、長男は乳歯の奥から永久歯が生えてきていることがわかったのです。親は毎日バタバタで、見てるつもりでもなかなか難しかったり…予想もしていなかった形で子どもに深く関わってくださることが新鮮で、嬉しく感じる日々でした。
宿は、園まで16kmの距離にある夕陽の見える一棟貸しのゲストハウス「Hello! Brand New Days Inn」です。広いウッドデッキや、秘密基地的なベッドに息子たちは大喜び!
※現在、南大隅町の宿泊先は、はまゆう保育所の園長先生がプロデュースする「みかーさ すかーさ」、「南大隅町お試し住宅・浜上」と3つの宿からお選びいただけます。
室内は、使いやすいキッチンで、自宅とほとんど変わらない生活が快適でした。オプションのBBQは、鹿児島県産黒牛のお肉がとってもおいしく大満足。他の日は、保育園帰りにスーパーのAコープでお惣菜を買って、ご飯を炊いて食べていました。いつもと違う施設だと、いつも以上に安全面に気を張った調理になるので、家事は少し力を抜くのもいいですね。

自然の中にある、古民家をリノベーションした施設ゆえ、思いがけないハプニングにも出くわします。なんと、室内に大きな虫が出現!子どもたちは初めて見る種類の虫に喜んでいますが、もともと数日滞在だった夫は帰宅済み。「どうしよう…なんとかしなきゃ」と思ったものの、自分が動かなければどうにもなりません。思い切って、備え付けの殺虫剤をたくさん使って対応することができました。保育園留学で、いつもはできないことにチャレンジできるのは、子どもだけではありませんね。忘れられない思い出のひとつです。
とっても快適な宿ですが、敢えて言うなら…普段は短期の旅行で利用される方が多いため、洗濯機がありません。予め衣類は多く持って行ったのですが、それでも足りなくなってしまうもの…。なにげなく、園で話をしたら、先生が「園の洗濯機で洗おうか?」と声をかけてくださいました。さすがに申し訳なく、ネッピー館から車で3分ほどのコインランドリーを2回利用して、必要分を賄いました。ネッピー館は源泉掛け流しの温泉施設です。塩っけ感じる露天風呂、大浴場が気持ちよくて何回も通いましたよ。併設のレストランでうどんやラーメンを食べる日もありました。
子どもたちは、毎日8時に登園します。宿と園は片道20分ほど、仕事はいつもどおりに取り組むことができました。
夫の滞在は短かったのですが、ある日は2人で有給休暇をとって指宿まで!錦江湾を渡るフェリー乗り場近くの諏訪神社は、2基の鳥居が並ぶのは全国でも珍しいそうで思わずパチリ。

指宿では砂風呂をゆっくり楽しんだり、JR日本最南端駅として知られる西大山駅を訪れたり…いつもは子どもたち中心ですが、保育園留学のおかげで久しぶりに夫婦の時間をつくることができました。

毎朝の登園時、車が止まったらすぐに「おはよう!」と迎えにきてくださる園長先生、さりげなく生活面も気にかけてくださったり…南大隅町ではお客様として迎えられるのではなく、地域の一員として迎えられていると感じることがとりわけ多かったですね。
私たちの留学最終日は、はまゆう保育所の2024年度最終日でもありました。在園児さんの中に、年長さんはいません。ところが、先生が長男のために卒園証書を特別に作ってくださいました。

最終日の寂しさを知っているちょっと切ない長男の表情、園長先生の「出会ってくれてありがとう」というあたたかい言葉…東京で終えたばかりの卒園式に続き、思いがけない2通目の卒園証書を受け取る長男の「ありがとう」は胸に込み上げるものがありました。

園長先生の「今年は誰にも渡せないと思っていたから、⚪︎⚪︎くんが来てくれたおかげで今年も証書を読めてよかったよ、ありがとう」の言葉に、私たちの留学が地域の方々によろこんでいただいていること、出会うよろこびは双方向なんだと感じ…本当に来てよかったですね。旅行では得ることのできない大きな出会いになりました。

あれから数ヶ月、本土最南端の絶景、佐多岬で買ったモリンガパウダー(鹿児島で栽培が盛んなスーパーフード)を水に溶かして飲むたびに町を思い出し、懐かしく写真を眺めています。

長男は小学生になりました。いくつかの地域ではじまった小学生留学も気になっています。南大隅町でも始まるといいなぁ、楽しみです。
最後に、3回の保育園留学で、私が持っていってよかったものをお伝えしますね。これから出発する方の参考になると嬉しいです。
・洗濯ばさみつきハンガー(地域によってはハンガーが少ない場合があり、役立ちます)
・食器洗いスポンジ(備え付けの地域もありますが、新品ではないこともあるので持っていくと安心です)
・袋止めクリップ(パンやお菓子など、袋物の食品を買う場合には便利です)
・カトラリー(子どもが使い慣れた物があると安心です)
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