福岡県八女市 本分保育園
3歳
1週間
私たちは都内に住む4人家族です。3歳の娘と9ヶ月の息子と一緒に2025年9月、福岡県八女市で1週間の保育園留学を体験してきました。

保育園留学のことは以前からSNSで見かけていて、いつか娘にも“自然の中でのびのびと遊ぶ時間”を過ごさせたいと思っていました。
私の勤務する会社は出社が前提なので、挑戦するなら育休中の今年しかないと思い、参加を決意しました。
ただ、夫も出社勤務でリモートワークがほぼできないため、現地では私ひとりで子ども2人を連れてのワンオペ滞在。行くなら下の子がまだ動かず、離乳食も始まっていない時期にと、9〜10月頃の参加を検討しました。
せっかくなら、場所は私の出身地の福岡県のある大好きな九州で挑戦したいと思い、最初は熊本県・天草の園を考えていましたが、アクセス面でハードルが高く断念。
「今年は無理かも…」と思っていた矢先、SNSで八女市の本分保育園が新しく保育園留学の受け入れを始めたことを知り、「ここだ!」と即決しました。
土曜日に羽田空港から福岡空港へ飛び、実家に1泊。
翌日、車で八女市へ向かい、ついに新たな場所での1週間が始まりました。

新しい園でお友達と仲良くできるか少し不安だった娘。
「福岡の新しい保育園に1週間だけ行くよ」と事前に伝えていたものの、「嫌だ、行きたくない〜」と不安そうにしていました。
当日の朝も緊張していましたが、園長先生や担任の先生が明るく迎えてくださり、目の前に広がる広い園庭を見た瞬間、娘の目がキラキラと輝きはじめました。
普段通う園はカリキュラムがしっかり決まっていて、園庭がないため、横の公園で遊ぶことが多い環境。だからこそ、朝から思いきり走り回れる広いお庭は新鮮で、とても嬉しそうでした。
初日は、異年齢のお友達と一緒にリズム遊びやお歌、ホールでのかけっこなどを楽しんだそうです。移動図書館の絵本バスも来園しており、たくさんの絵本を前に夢中でページをめくっていたのが印象的でした。

お迎えの際には紙の連絡帳でその日の様子を丁寧に伝えていただき、少人数ならではのあたたかい雰囲気が伝わってきました。

外遊びでは、泥んこ遊びや虫取り、プール遊びなど、都内ではなかなかできない体験が盛りだくさん。

最初は戸惑っていた娘も、最終日には元気いっぱいに園内を駆け回る姿を見せてくれました。1週間はあっという間で、ちょうど慣れてきた頃にお別れの時期が来てしまったのが少し名残惜しかったです。水曜日には体調を崩して一日お休みしましたが、それでもこの1週間は娘にとって大きな成長の時間になりました。
留学前から宿周辺のことや、宿の使い勝手など丁寧に教えていただいたおかげで、宿泊先では基本的に快適に過ごせました。
食事は自炊はせず、目の前のコンビニや近くのスーパーで食事を調達して宿で過ごすシンプルな暮らし。
昼は地元の名所を訪ねたり、車で少し足を伸ばして「茶寮 千代乃園」でランチを楽しんだりもしました。
「八女市中央大茶園」では一面に広がる茶畑の美しさに感動。都内では味わえないスケールの自然を肌で感じることができました。


夜は外食を控えて宿でゆっくり過ごしましたが、困った時に宿の方が駆けつけてくれるなど、温かいやり取りがありました。
滞在中もSNSで繋がったり、宿で1時間程談笑したりと、人のあたたかさを感じられる出会いがあり、本当に良いご縁になりました。

生後4か月の息子も一緒に連れていたため、本分保育園の子育てサロンにも参加し、地元のママさんたちと交流する機会がありました。
園外の地域の方々とも自然に言葉を交わせる空気があり、八女の人々のやさしさを感じる場面が多かったです。

週末には近くの川へ。澄んだ水と美しい景観に私自身が感動してしまいました。
娘にも安全な川遊びの仕方を教えながら、一緒に水の冷たさや心地よさを感じられたのは、何よりの思い出です。
「家のすぐ近くに川がある暮らし」──そんな日常が、娘の中にもきっと残っていると思います。

今回の保育園留学は、親子にとって忘れられない時間になりました。
娘は新しい土地、新しい人たちの中に飛び込み、自分なりに緊張と向き合い、少しずつ心を開いていきました。
「あなたを大切に思っているのは、家族や今の園の先生だけじゃない。新しい場所にも、あなたを見守ってくれる人がいる」その体験が、娘のこれからの人生を支える優しい記憶になると感じています。
私自身も、園の先生方や宿の方、地域の皆さんの“八女をもっと良くしたい”という熱い思いに触れ、すっかり八女のファンになりました。
宿の方からは「次はGW頃に来て、竹林で筍掘りをしましょう」と嬉しいお誘いも。
次は息子も一緒に、春の八女を訪れたいと思っています。

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