5歳
1週間

私たちは、福岡県に住む3人家族です。5歳になる息子と2人で、2025年10月に1週間の保育園留学を体験してきました。
普段、息子は福岡県の繁華街にある保育園に通っています。園庭も園舎も限られているため、外遊びはほとんどなく、毎日お勉強中心の生活です。もちろん保育園には感謝していますが、「思い切り体を動かせる体験をさせてあげたい」という気持ちはずっとありました。
そんなとき、偶然目にしたのが保育園留学です。「これだ!」と直感し、すぐに参加を決意しました。どの地域に行くかは少し迷いましたが、自然と触れ合える体験が多く、さらに大きな園庭があることが決め手となり、岐阜県飛騨市での保育園留学に参加することにしました。
現地へは小牧空港まで飛行機で行き、そこからレンタカーで飛騨へ向かいました。

180人規模の園での留学だったこともあり、初日は親子そろってうまく馴染めるか少し緊張していました。私自身も、基本的には子どもと二人きりで知らない土地に滞在することに不安がありました。母が途中で遊びに来てくれる予定はあったものの、最初はやはりドキドキでした。
しかし、それは杞憂に終わりました。先生方が温かく迎えてくださり、在園児の子どもたちも元気に声をかけてくれたおかげで、息子もすぐに笑顔で仲間に加わることができました。園全体が明るく活気にあふれ、初日から安心して過ごせる空気を感じることができ、親としてもほっとしました。

特に息子が夢中になっていたのは「制作コーナー」です。色鉛筆や折り紙、テープなどを自由に使える場所で、毎日の自由遊びの時間には必ずそこに向かい、自分のアイデアを形にしていました。迎えの際に掲示されていた写真にも、楽しそうに制作している姿が写っており、園での生き生きとした様子がよく伝わってきました。息子が大事そうに作品を持ち帰るたびに、「こんなことができるんだ!」と驚かされる場面が何度もありました。
普段通う園では折り紙の枚数や道具の使い方に制限があるため、自分の発想を自由に形にする経験はほとんどありません。そのため、ここでの自由な制作体験は息子にとって新鮮で、試行錯誤しながら楽しむ姿を見て、家でももっと自由に制作できる環境を整えてあげたいと思いました。


もちろん、外遊びも充実しています。園庭やビオトープで思い切り走り回ったり、泥んこになったり、虫を観察したりと、自然と触れ合う体験が盛りだくさんでした。普段の園生活ではなかなかできない体験を思い切り楽しみ、一週間の滞在で靴底が擦り減ったのが目に見えてわかるほど元気いっぱいに遊んでいました。さらに、園バスでの登園も初めての体験で大興奮。宿泊先のすぐ近くで乗り降りでき、とても便利でした。
園からの連絡も丁寧で、連絡帳はありませんが、送り迎えの際にその日の様子を細かく教えていただけるので安心できました。さらにアプリでは毎日の給食の写真が配信され、夜の食卓で「これ食べたよ」と話すことで親子の会話も広がりました。
最終日には、園や友達にもすっかり馴染み、名残惜しそうにする様子から、この1週間がいかに充実した生活だったかが伝わってきました。自由遊びの中で自分のやりたいことを見つけ、自然に触れる体験は、息子にとって大きな自信につながったと思います。冬には駐車場の雪を園庭に運んで大きな山を作り、みんなでソリを楽しむそうで、息子も「雪の季節にまた遊びに来るね」とお友達と約束していました。ぜひ、その約束を叶えてあげたいです。


滞在先の「弐之町YARD」では、とても快適に過ごすことができました。館内全体に清潔感があり、特にお風呂が印象的です。広いバスタブにゆったり浸かることで、旅の疲れがすっと抜けていくようでした。館内にはオーナーさんのセンスが光るインテリアが随所にあり、居心地の良さを感じられます。2階にある漫画コーナーも、夜のリラックスタイムにちょっと嬉しいポイントでした。
今回は食事は、せっかくなのでご当地のものを食べると決めていました。なので、自炊はほとんどしませんでしたが、キッチン設備も充実しており不自由なく使うことができました。
リモートワークは、リフレッシュも兼ねて近隣のコワーキングスペースやカフェを利用しました。必要な環境は整っており、集中して作業できる時間を確保することができました。特におすすめなのは、宿の道路を挟んで向かいにある自家製のワッフルが魅力の「Kanokoya」と本格インドカレーが楽しめる「印度飯店」!とても美味しく、店員さんも親切で、Wi-Fi完備&作業も歓迎してくださる環境でした。

今回の滞在中、レールマウンテンバイク「Gattan Go!!」にも挑戦しました。想像以上に楽しく、息子も私も大興奮!線路の上を自転車のように走る体験はなかなかできず、特別な思い出になりました。「みんなで電車になった気分だね」と、今でも話題に上るほどです。
その後立ち寄った「和仁の蔵」というカフェも印象的でした。米農家さんが営むカフェで、ご飯のおいしさは格別。窓から広がる雄大な景色を眺めながらいただく食事は、まさに旅ならではの贅沢な時間でした。

増島保育園では、子ども主体の保育に触れることができ、息子は制作コーナーに夢中になったり、ビオトープで虫を観察したりと、普段の園生活ではなかなかできない体験をたくさん楽しみました。園バスに乗れたことも、息子にとって特別な思い出になったようです。親としても、息子の新しい一面を発見できた貴重な時間でした。地域の方々も温かく声をかけてくださり、滞在全体を通して「また帰ってきたい」と思える居心地の良さを感じました。次回は雪の季節に訪れ、同じ環境の中でまた違った体験をさせてあげたいです。

すっかり今の暮らしに戻ってしまい、増島保育園で過ごした1週間がずいぶん前のことのように感じていました。
そんな中、一昨日息子が「製作コーナー作りたい!」といい出し、ついに我が家にもミニ製作コーナーが完成しました(笑)。
以前の私なら「ハサミは危ない」「折り紙やテープがもったいない」と止めていたと思います。でも保育園留学での経験を通じて、子どもの「やりたい!」を受け止めてあげられるようになり、私自身の変化を実感しています。息子も私も、たった1週間の体験がしっかり身についているのだと感じました。
増島保育園での経験は、今も私たちの日常に生きています。

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