ペーパードライバーの私が、一歩踏み出した親子二人の挑戦

富山県 富山市 認定こども園 上滝保育園

2歳

2週間

こんにちは。私たちは都内に住む家族です。2024年10月に2歳4ヶ月の息子と私の二人で、富山県富山市へ2回目の保育園留学に参加しました。1回目の保育園留学は、北海道厚沢部町へ、今回は滞在中に兵庫県から私の母が数日参加、週末のみ夫が都内から参加する形で2週間滞在しました。

モンテッソーリ教育に惹かれて選んだ「上滝保育園」

私たちが滞在したのは、富山市にある上滝保育園。普段息子が通っている園もモンテッソーリの理念を取り入れており、同じような活動ができる園であれば、息子も安心するかなという思いと、関西と都内からのアクセスが良い地域で、大好きなトレッキングが少しでも楽しめればと思い、富山市に決めました。

上滝保育園では、0〜2歳児クラスは別棟になっており、落ち着いた雰囲気の中で安心して過ごせる環境。室内遊びを中心に、朝夕は園庭で元気いっぱい遊んでいたようです。

登園3日目、息子が泣き止まない日がありました。
そのとき先生が「これからお散歩に行くので、お母さんも一緒にどうですか?」と声をかけてくださり、親子で公園までお散歩に。

一緒に歩くうちに息子の表情がやわらぎ、公園では笑顔で「バイバイ」と手を振る姿に。
先生方のあたたかく臨機応変な対応に、感謝しています。

先生の人数も多く、幅広い年齢層の方々がチームで子どもたちを見守ってくださっている印象でした。

毎日のお迎え時間には、年上のお兄さん・お姉さんたちが息子と一緒に遊んでくれて、優しく手を引いてくれる姿にほっこり。降園後も、園の正面にある小学校の校庭で遊んでいる子どもたちも多く、何度か一緒に遊ばせてもらいました。

立山連峰からの朝日を浴びてはじまる1日

宿泊先はウィークリーマンションタイプ。日中はオーナーさんが敷地内にいらっしゃるので、何かと気にかけて声をかけてくださったので、とても安心感がありました。

一般的な、家具家電は一通り揃っていました。洗濯乾燥機も使えるので、子ども服はもっと少なくても大丈夫だったかなというほどでした。シャンプーなどのアメニティは受付で過去の滞在者の余り?を借りることもできるようでした。

同じ敷地内に、インドアのスポーツ施設があり夕方になると中高生が野球やテニスの練習に来るのですが、息子はその見学が楽しかったらしく、毎日帰りに立ち寄り見学をさせてもらいました。

徒歩圏内には大型ドラッグストア、パン屋、飲食店などがあり、生活にもまったく困りません。初日は、ドラッグストアにキッチンやバスの消耗品、オムツを購入しにいきました。

特に徒歩5分の人気回転寿司店は、活気とおいしさ、そして価格に惹かれ、滞在中3回も訪問しました。

宿に置いてある「保育園留学ノート」には、これまで留学されたご家族の方がおすすめのお店や子どもといけるスポット情報などをぎっしり書いてくれており、ほぼ行き先はそのノートからピックアップして滞在を充実させることができました。

部屋数が多いので、仕事部屋の確保もできました。
園の敷地内にもコワーキングスペースがあり、お迎え時間を気にせず集中して仕事ができたのも嬉しいポイントでした。

そして何より印象的だったのは、立山連峰の美しい山並み。
毎朝、山から昇る朝日を見たくて早起きするのが日課になりました。
息子も「お山きれいね〜」「お月さまとおさんぽしてるの〜」と空を見上げながらつぶやくようになり、 自然の中で過ごす時間の豊かさを改めて感じました。

「行きたくない」と泣いた朝も。乗り越えて見えた成長

初めの1週間は、登園時に毎日車の中で大泣き。
「これは親のエゴなのでは」と、私自身が心折れそうになることもありました。

でも、泣きながらも園で頑張る息子の姿を見て、「私も負けていられない」と気持ちを立て直す日々。

2歳を過ぎ、自我が芽生えた息子は「行きたくない」「お母さんと一緒がいい」としっかり主張できるようになっていて、前回(1歳11ヶ月)に比べても大きな成長を感じました。

登園を重ねるうちに笑顔の写真が園から届くようになり、 少しずつ新しい環境に慣れていく姿に、子どもの成長と頑張る姿に誇りを感じました。

親も子も、一歩成長できた2週間

振り返ると、この2週間は私にとっても大きな挑戦でした。ほぼワンオペで、しかも毎日の送迎には車で片道20分。ペーパードライバーの私にとっては、かなりのチャレンジでした。

出発前は「本当に運転できるのだろうか…」という不安が大きく、講習を受けようとしましたが予約が取れず。そこで、夫に付き合ってもらい都内郊外へ行き、2〜3時間ほど駐車や走行の練習をしてから出発しました。

毎日の送迎で、運転にもだいぶ慣れ、駐車の入れ直しが7〜8回から、最後は1〜2回で済むように。気づけば運転が少し好きになっていた自分にも驚きました。

息子も、着替えを自分でできるようになったり、お買い物のお手伝いを積極的にしてくれたり、何より運動量が増え、週末に遊びにいったアルペンルートでは、室堂平のコース約2キロを歩ききるほど体力がついていてびっくりしました。

子どもが生まれてから、大好きだった登山にも行けてなかった中、数年ぶり山歩きを息子と一緒に楽しむことができ、湖をみながら食べるおにぎりとコーヒータイムが格別の時間でした。保育園留学を通して、親子で「できた!」を何度も実感する日々でした。

帰ってきた“ホーム”のぬくもり

都内のいつもの園に戻った初日。

息子は先生に「久しぶりー!」と声をかけられ、満面の笑み。
私の方を振り返ることもなくお部屋に入っていく姿に、2週間の“アウェイ”を乗り越えたからこその喜びと、自信を感じました。先生方にも、「語彙が増えましたね」「走り方が力強くなったね」と感想をいただき、短い期間でしたが息子なりに成長があったんだなぁと実感しました。

まだ2歳数ヶ月。きっと記憶はぼんやりかもしれません。
それでも、広い空の下で思い切り走ったこと、見たことのない虫に出会ったこと、
新しい人たちに抱っこされ、声をかけてもらったこと。 そのすべてが、心の奥に小さな光として残っていくのだと思います。

最後に

保育園留学を通して、

「子どもの世界を広げる」だけでなく、「親自身の世界も広がる」ことを実感しました。

不安もあったけれど、一歩踏み出してよかった。
立山の朝日のように、忘れられない時間になりました。

体験談一覧へ

keyboard_arrow_right