北海道 上士幌町 上士幌町認定こども園ほろん
3歳、4歳
2週間
私たちは、札幌市に住む4人家族です。北海道上士幌町で初めてとなる保育園留学を体験してきました。
保育園留学を知ったきっかけは、先輩ママでもある友人との何気ない会話でした。
「こんなのがあるよ」と教えてもらったのは、まだ長男が0歳の頃。当時は「面白そうだな、いつかやってみたいな」という程度でしたが、その存在はずっと心のどこかに残っていました。
それから約5年後、「そういえば」と思い出して検索したのが昨年。本格的に参加を考え始めました。
長男が年中、次男が年少となり、多くの園で受け入れ対象となるタイミングだったことや、翌年以降の仕事の状況が読めなかったこともあり、このタイミングで参加を決めました。季節も真夏や真冬を避け、過ごしやすく初夏の6月を選びました。
留学先は、札幌から車で無理なく行ける距離で、まだ訪れたことのない上士幌町に決定。開放的な園舎や日常的に泥んこ遊びができる園の環境、そして滞在先「にっぽうの家」の清潔で整った環境も決め手になりました。

普段子どもたちが通っている園は、1クラス10数名ほどの異年齢クラスで、園庭はなく、外遊びができない日も珍しくありません。そのため、保育園留学では「有り余る体力を思い切り発揮してほしい」「普段できない自然体験をたくさんしてほしい」という願いもありました。札幌を出発し、土曜日は帯広で一泊。翌日、車で上士幌町へ向かいました。
登園初日の朝は兄弟で対照的な様子でした。
次男はニコニコしながらスッと教室へ入っていった一方で、長男は不安そうな表情でしくしく涙を流していました。
「大丈夫かな」と少し心配しながらお迎えに行くと、その心配はすぐに吹き飛びました。
長男は笑顔全開で園庭を走り回っていて、「こんなに楽しめたんだ」と、とても安心したことを覚えています。

園での毎日は、子どもたちにとって新鮮な体験の連続でした。
室内では、とても広いホールで毎日のように走り回り、汗だくになるほど元気いっぱい。初日には椅子取りゲームをしたそうで、これほど大人数でゲームをする経験は初めてだったため、とても刺激になったのではないかと思います。
外遊びでは、広い園庭にある遊具や土管、築山など、さまざまな場所で夢中になって遊びました。後半は3日連続で水遊びもでき、毎日思い切り体を動かして過ごしていました。
園での様子はアプリでの投稿に加え、お迎えの際に先生が丁寧に教えてくださいました。
仲良くなったお友達のことや、子ども同士の細かなやり取りまで伝えてくださり、離れている時間も安心して過ごすことができました。
また、園に併設された「ほろんの森」も特に印象に残っています。子どもたちが自分で考え、創造力を働かせながら遊べる場所や遊び道具がたくさんあり、大人も「口を出さずに見守ろう」と自然に思えるような空間でした。

最終日のお別れ会では、たくさんの写真が入ったメッセージカードをいただき、降園時には先生やお友達が最後まで盛大に見送ってくれました。温かい時間に、親子ともに胸がいっぱいになりました。

滞在した「にっぽうの家」は、明るくきれいで、とても快適でした。
普段はマンション暮らしなので、子どもたちは1階と2階を何度も行き来して大はしゃぎ。家の中だけでも十分楽しそうでした。

滞在中に困ったことがあっても、メールで質問するとすぐに丁寧な返信をいただけるなど、安心して滞在することができました。
食事はほぼ自炊で、スーパーへは3回ほど買い出しへ。調理器具も最低限のものは揃っていたので問題なく過ごせました。調味料は初日にスーパーで揃えました。

仕事は2週間のうち2日だけ休暇を取り、それ以外はリモートワークでしたが、特に困ることなく仕事を進めることができました。
滞在中は、毎朝登園前に宿の裏にある芝生で遊ぶのが日課でした。何もない芝生だからこそ、虫を探したり花に触れたりと、子どもたちは思い思いに自然を楽しんでいました。
上士幌へ向かう途中に立ち寄った藤田牧場での乳搾り体験も印象深く、帰宅後も次男は「また牛さんをギューしようね」と何度も話しています。

滞在中は毎日町営温泉へ通い、地元の方に「元気だねー!」「何歳?」と声をかけてもらったり、気づけば子どもたちに遊んでもらっていたりと、地域の中で自然に過ごせる心地よさを感じました。
そのほかにも、ナイタイテラスでは十勝平野の広がりを感じ、ヤギに餌やりができるしんむら牧場や隣町の温泉へ足を延ばしたり、土日には地域のお店で外食を楽しんだりと、上士幌での暮らしを満喫しました。中でもピザ屋の「咲色」さんは、料理はもちろん、お店の雰囲気やロケーションも特別感があり、とても印象に残っています。

また、最終日に閉店間際に訪れた洋食屋の「一休」さんでも快く迎えていただき、地域の温かさを感じました。
そして滞在の締めくくりには農業体験にも参加。
地元のお母さんの畑でたくさんの野菜を収穫させてもらい、帰りにはお土産を山ほどいただきました。子どもたちは「ともこさんのお野菜おいしい!」と言いながら野菜料理を夢中で食べていて、上士幌での思い出を家に帰ってからも楽しんでいる様子が印象的でした。

2週間を過ごした上士幌町は、子どもたちにとっても、私たち親にとっても特別な場所になりました。
子どもたちは「また上士幌に行きたい」と話していますし、2週間暮らしたことで、とても安心感があります。
毎日がとても濃く、子どもの成長や変化をたくさん感じられる、かけがえのない2週間になりました。

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