広い園庭で泥遊びやサッカー。こどもの「やりたい!」を育んだ茂木の保育園留学

栃木県茂木町 茂木中央認定こども園

5歳

1週間

私たちは、大阪府に住む4人家族です。双子の息子と4人ではじめてとなる保育園留学を栃木県茂木町にある「茂木中央認定こども園」で体験してきました。

参加のきっかけ

保育園留学を知ったきっかけは、SNSの広告でした。スクロール中に目に留まり、普段の生活ではなかなかできない自然の中での体験や、異なる地域のこどもたちとの交流を通して、こどもの視野が広がるのではないかと興味を持ちました。

特に、都市部では難しい泥遊びや、広い園庭でのびのびと身体を動かせる環境に魅力を感じました。今通っている保育園ではできないような、自然を全身で感じる体験をさせてあげたいと思ったのです。

仕事の調整と並行して家族で話し合いを重ねること約2週間。お盆休みを活用すれば家族で滞在できる見通しが立ち、「こどもに豊かな体験をさせてあげたい」という思いが決め手となり、申し込みを決意しました。

こどもたちがその時々の気持ちを大切にしながら、のびのびと自分らしく過ごせる、唯一無二の体験になれば——。そんな期待を胸に、私たちは新幹線で茂木町へ向かいました。

初日の様子

登園初日は、双子のこどもたちが普段と異なる環境になじめるか、少し不安に感じていました。本人たちも「給食が食べられるかな」「知らない先生やお友達のところに行くのが不安」と口々に話していました。

登園すると、そんな緊張しているこどもたちを、年長組の園児さんが優しく手を取って園庭に連れ出してくれたことに、まず感激しました。

園庭では外遊びやサッカーをたっぷり楽しんだそうで、その日のみんなの前での発表でも、「サッカーが楽しかった」「お外遊びが楽しかった」と話していたそうです。

帰宅後も興奮冷めやらず、「先生が優しかった!楽しかった。ここに通いたい!」と言うこどもたち。親としては、初日の朝に感じていた不安が嘘のようで、思わずびっくりしました。

先生たちがこどもたちの「やりたい!」という気持ちを受け止め、優しく見守ってくれたおかげで、初日から笑顔で過ごすことができました。

園のこと

滞在中は台風が来たため、晴天よりも雨の日が多かったのですが、先生方が室内でもいろいろな遊びを用意してくださいました。

園内の広いホールには大きなブロックを使ってコースが作られ、足で蹴って走る車にまたがって、ドリフトしながら猛スピードで走り抜ける遊びを楽しんだり、異年齢の子たちとマット遊びをしたり。

大好きなLaQでは、クワガタやカブトムシをお友だちと教え合いながら夢中で作っていました。たくさんある絵本を読んだり、大好きな恐竜談義を先生を交えて楽しんだりと、こどもたちは思い思いに過ごしていました。

広々とした室内空間で、こどもたちが自由に動き回れる環境が整っていたことも印象的でした。年齢を超えて園児さんともすぐに打ち解け、一緒に遊ぶ姿を見ることができました。

晴れの日や晴れ間が出たときには、プールや泥遊び、サッカーなど、身体をめいっぱい使った外遊びも楽しみました。なかでも園庭のスプリンクラーがお気に入りで、とても気持ちよかったようです。

お友達が捕まえたクワガタを観察したり、ザリガニを掴んだりと、都市部ではなかなかできない体験も盛りだくさんでした。

また、園からはアプリでその日の給食の内容と、こどもたちが遊んでいる写真が送られてきました。宿泊先で過ごしていてもスマートフォンに写真が届くので、笑顔で過ごしている姿を確認でき、預けている間も心穏やかに過ごすことができました。

そして最終日。お迎えに行くと、「ずっとこの保育園に通いたい」と帰るのを嫌がって駄々をこねるほどでした。

出発の日には、こどもたちから「先生とお友だちに会って最後に挨拶をしたい」と言い、自ら進んで準備をして園へ向かいました。

よっぽど園での生活が充実していたのだと思います。先生方がとてもあたたかく迎え入れてくれたこと、お友達とも深く仲良くなれたからこそ、別れを惜しむ姿が見られたのだと感じました。

「また明後日も通いたい」というこどもたちの言葉が、この保育園留学がどれだけ充実していたのかを物語っているように感じました。

宿のこと

今回お世話になったのは、おためし住宅「もてぎ暮らし館」です。

一軒家で、広いお家の中に入るとこどもたちは大興奮。お座敷もあったので、「今日は誰とどこで寝る?」など、毎日寝る場所を楽しそうに相談していました。

テーブルを囲んで家族でトランプをするなど、普段よりも家族団欒の時間が増えたのも印象的でした。隣には図書館があり、帰宅後はこどもたち自身が本を選んで読むことも。家族でゆったりと過ごせる空間が整っていて、こどもたちも伸び伸びとリラックスして滞在することができました。

滞在中には雷や台風もありましたが、その都度、困り事や心配事がないか確認してくださいました。茂木町の方たちの言葉がとても優しく、初めての土地でも温かく迎えていただいたおかげで、気軽に相談できる雰囲気があり、安心して滞在できました。

調理もしましたが、一通りの食器や家事に必要な道具が揃っており、不便はありませんでした。せっかくなので「地産地消を」と、道の駅でお値打ちで新鮮な地元野菜を購入し、料理を楽しみました。買い物には週に3回ほど出かけ、道の駅や地元のスーパーを活用。新鮮な食材を毎日の食卓に取り入れました。

地域の食材を使って家族で料理をし、食卓を囲む。そんな何気ない時間の中にも、茂木町で暮らすように過ごしたからこその楽しさがありました。

地域のこと

レンタカーがあったことで、現地での移動もスムーズでした。道の駅に立ち寄って地元野菜を購入したり、週末のアクティビティに出かけたりと、車があることで行動の幅も広がりました。

基本的には自炊中心でしたが、外食では茂木駅前の「タカギ商店」がおすすめです。美味しいお肉が食べられ、雰囲気も良く、家族で気軽に立ち寄れるお店でした。

また、園の先生に勧めていただいた、保育園前にある「レストラン蘭」もとても美味しかったです。

週末には、昭和ふるさと村でお皿の絵付け体験にも挑戦しました。

こどもたちも集中して取り組み、世界にひとつだけのお皿を作ることができました。茂木町の豊かな自然や文化に触れながら、形に残る家族の思い出の品になりました。

最後に

今回、こどもたちが普段とは違う環境でどんなふうに過ごすのか、行く前は少し不安もありました。

でも、茂木町の方たちの笑顔や温かい人柄、そしてこどもたちに優しく手を差し伸べてくれる姿に触れ、その不安はすぐに解消されました。

特に嬉しかったのは、こどもたちがどこから来たのかをマップにして校舎内に貼ってくださるなど、一過性の体験で終わらせない温かい歓迎の気持ちを感じられたことです。

こどもたちは仲良くなったお友達に「また会いたい」と話していて、私たちも「ぜひまた保育園留学をしたい」と思っています。家族全員が茂木町の方たちの温かさに魅了されました。

いつもの保育園とは違った楽しみや、こどもとの新しい向き合い方に出会えるのが、保育園留学の魅力だと思います。

私たちにとっては、こどもたちが「また行きたい」と思える場所や、もう一度会いたいと思えるお友達ができたことが、何より嬉しい経験でした。

保育園留学に迷っている方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。きっと家族みんなの大切な思い出になるはずです。

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