熊本県天草市 倉岳保育園
小学1年生、2歳
1週間
私たちは東京都に住む4人家族です。2025年の冬休み期間を利用して、熊本県天草市で3回目となる保育園留学・小学生留学を母子で体験してきました。
保育園留学を知ったきっかけは、「こどもに自然の中で過ごす体験をさせたい」と思い、色々と調べていたことでした。初めてサービスを知った時は、「これは絶対にこどもに体験させたい!」と直感的に感じたのを覚えています。
ただ、実際に行き先を決める時には地域数がとても多く、少し悩みました。それでも、上の子も学童に参加できることや、熊本空港から車で行ける距離だったことが決め手となり、申し込みまでに悩んだ期間は1週間ほどでした。また、上の子の冬休みに合わせることで、学校を休まずに参加できたことも大きな理由のひとつでした。

下の子は普段、園庭のない保育園に通っているため、もっとのびのび身体を動かして遊んだり、大好きな海の近くで過ごしたりする経験をさせてあげたいと思っていました。上の子には、普段の学校というコンフォートゾーンを飛び出し、新しい環境の中で新しい友達を作る経験をしてほしい――そんな期待も込めて、参加を決めました。
当日は羽田空港から熊本空港へ向かい、そこからレンタカーで約2時間。こどもたちも心配していた飛行機での移動を無事に乗り切り、天草市での保育園留学がスタートしました。

登園初日、下の子はかなり緊張していて、涙を見せる姿もありました。ホールでみんなの前で自己紹介をした時には、私の後ろに隠れてしまい、親としても少し心配になったのを覚えています。それでも、お迎えに行くとすっかり笑顔になっていて、「楽しかった!」という表情を見て、とても安心しました。

園では、おままごとやお絵描きだけでなく、ホールで大きな遊具を使ったサーキット運動もあり、雨の日でもたくさん身体を動かせる工夫がされていました。外遊びでは、すぐ近くの海へ毎日のようにお散歩へ連れて行ってもらい、砂浜で遊んだり、外で給食を食べたりと、都内ではなかなかできない経験ばかりでした。

冬でもほぼ毎日海へ行っていたと聞き、自然との距離の近さに驚きました。

園での様子は、担任の先生とつながったLINEや紙の連絡帳で丁寧に共有していただき、たくさんの写真も送ってくださいました。離れている時間も安心して過ごすことができ、先生方の温かさを感じました。
特に印象に残っているのは、留学家族向けに行ってくださった「参観」です。午前中に園で過ごす様子を見ることができ、こどもたちみんなで焼き芋を作って食べました。

普段なかなか見ることのできない園での自然な姿を見ることができ、とても貴重な時間でした。

そして最終日には、初日とはまるで別人のように、下の子が笑顔で「ばいばーい!」と私に手を振り、自分から教室へ入っていきました。その後ろ姿を見ながら、「たった1週間でこんなにもたくましくなるんだな」と胸が熱くなりました。
上の子が参加した学童も、とても良い経験になりました。冬休み期間だったため利用人数は6〜7名ほどで、最初は緊張していた上の子にとっては入りやすい環境だったように思います。

学童では、浜辺へのお散歩やハイキングのような体験、お餅パーティーなど活動内容が本当にバラエティ豊かで、毎日楽しそうに過ごしていました。

中でも、憧れのお姉さんのような存在のお友達ができたことがとても嬉しかったようで、今でも「また〇〇ちゃんに会いに行きたいな」と話しています。親としても、新しい環境に飛び込み、自分から関係を築いていく姿に成長を感じました。
滞在した一棟貸しの宿「かねやき倶楽部」は、とても快適でした。広々としていて、水遊びなどもしやすく、こども連れには本当にありがたい環境でした。駐車スペースも広く、「この辺どこに停めても大丈夫ですよ」と言っていただけるほどで、運転に不安があった私にはとても助かりました。

そして何より印象的だったのが、リビングのカーテンを開けた瞬間に広がる海の景色です。毎朝カーテンを開ける時間が本当に楽しみで、「こんな景色の中で暮らせたら素敵だな」と何度も思いました。

宿の担当の方もとても親切で、出発前にはお電話で当日の連絡先を教えてくださり、到着時には近くに住む担当の方が説明をしてくださいました。初めての土地でも安心して滞在を始めることができました。

食事は70%ほど自炊をして過ごしました。調理器具も一通り揃っているので、とても助かりました。天草産のお刺身や地元のお肉屋さんの食材を買って料理をしたり、地域のスーパーを巡ったりする時間も楽しかったです。宿周辺にはスーパーが少ないため、まとめ買いがおすすめだと感じました。
私は滞在中もリモートワークをしていたため、コワーキングスペース「パララボ天草」も利用しました。ネット環境も問題なく、長時間の作業も快適で、自然豊かな環境の中で働く時間はとても新鮮でした。

滞在中は、地域の方々の温かさにもたくさん触れました。飲食店でも気さくに声をかけていただき、観光地というだけではなく「暮らしの中にお邪魔させてもらっている」という感覚がありました。
途中、下の子が微熱で1日お休みした日があったのですが、すぐ元気になったので「海中水族館シードーナツ」に行きました。

イルカに触れる体験もでき、とても良い思い出になりました。本当は野生のイルカウォッチングにも行きたかったのですが、天草には本当に観光スポットが多く、1週間では回り切れないほど魅力的な場所でした。

今回の留学を通して感じたのは、こどもたちだけでなく、親である私自身も成長しているということでした。今回で3回目の保育園留学になりますが、回を重ねるごとに「意外と何とかなる!」と思えるようになり、自分自身もたくましくなっている気がします。
保育園留学は、こどものために参加するものだと思っていましたが、親にとっても大きな経験になります。行く前は不安もたくさんありましたが、一歩踏み出してみると、その不安以上に得られるものがたくさんありました。
天草は季節によってまた違う魅力がありそうなので、次は暖かい時期にも訪れてみたいと思っています。こどもが小さいうちだからこそできる、とても貴重な体験でした。

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