恐竜好きの息子が大はしゃぎ!東伊豆町で過ごしたかけがえのない1週間  

静岡県東伊豆町 ひがしいず幼稚園

5歳

1週間

私たちは大分県に住む4人家族です。2026年1月、静岡県東伊豆町にある「ひがしいず幼稚園」で家族にとって初めての保育園留学を体験してきました。


参加のきっかけ

きっかけは、SNSの広告でした。初めて目にした瞬間、「楽しそう!ぜひ参加してみたい!」と直感的に感じたことを今でも覚えています。旅行とは違い、その土地で“暮らすように過ごす”体験ができること、地域の人との関わりの中でこどもが刺激を受けられることに大きな魅力を感じました。

一方で、マイペースで新しい環境が少し苦手な長男のことを思うと、不安もありました。馴染めなかったらどうしよう、園にご迷惑をかけてしまわないだろうか——。そう考え、申し込みまで約1年迷い続けました。

気がつけば長男はもうすぐ年長。「このまま小学校に上がってしまう前に、今だからこそできる経験をさせてあげたい」——そんな思いがふくらみ、意を決して「新しい保育園に行ってみる?」と声をかけました。すると返ってきたのは、迷いのない「行きたい!」のひと言。その力強い返事に背中を押され、私の心もすっと決まりました。

留学先に選んだのは、東伊豆町。以前ドライブで通ったときに見た、海と空がどこまでも広がる景色が忘れられず、「いつかここでゆっくり暮らしてみたい」と思っていた場所でした。

新しい留学先として紹介されていたひがしいず幼稚園の存在を知ったとき、不思議なご縁を感じました。まだ1歳の次男を連れての飛行機の移動には不安もありましたが、ひがしいず幼稚園にお世話になることに決めました。

初日の様子

登園初日は、様子を見守りたくて車で送迎しました。園に到着すると、先生とお友だちが笑顔で迎えてくれ、その温かな空気に私の方がほっとしたのを覚えています。

すると息子は、ためらうことなく園内へ入り、振り返って一言。「ママ、バイバイ」。あまりにもあっさりとしていて、思わず拍子抜けしてしまいました。

お迎えに行くと、園長先生と砂場で大きな山を作りながら満面の笑み。初日から心を開いている姿に、とても安心したのを覚えています。

園でのこと

2日目からは園バスを利用しました。初めての園バスでしたが、先生が乗車場所まで様子を見に来てくださり、優しく声をかけてくださいました。「今日はバスだよね?」と毎朝嬉しそうに確認し、普段は朝が苦手な長男が自ら早起きするようになったのも嬉しい変化でした。

年始ということもあり、園ではカルタや凧揚げなどお正月ならではの遊びを楽しみ、恐竜好きの息子は同じく恐竜が好きなお友だちと夢中で遊んでいたようです。園での出来事は毎日、先生が帰り際に丁寧に口頭で伝えてくださり、その日の表情まで目に浮かぶようで、安心して預けることができました。

特に印象的だったのは、午年にちなんだ馬の制作です。制作期間が過ぎていたにも関わらず、「自分も作りたい」という息子の気持ちを先生が受け止め、制作させてくださいました。

そして迎えた最終日。「今日が最後だよ」と伝えると、長男は小さな声で「さみしいなぁ」とぽつり。なかなか教室を出ようとせず、私を園内に案内したり、「うさぎを一緒に見よう」と誘ったりする姿に、短い時間でもここが特別な場所になっていたのだと胸がいっぱいになりました。

持ち帰った制作物を、「見て見て!」と誇らしげに差し出してくれた長男。その姿に、園での時間の充実ぶりが表れていました。

最後は先生方に温かく見送っていただき園を後にしました。

そして、園での写真をCD-ROMでいただきました。そこには友だちと笑い合う、リラックスした長男の姿が写っていて、「本当に楽しく過ごしていたんだなぁ」と胸がじんわり温かくなりました。帰宅してからも何度も見返し、そのたびに東伊豆でのあたたかな時間がよみがえります。

宿のこと

滞在先は、古民家を改築した一棟貸しの宿「so-an 錆御納戸」にお世話になりました。まちはのんびりとした港町の雰囲気がありながら、徒歩圏内にスーパーやドラッグストア、コインランドリー、飲食店、コンビニなどが揃うとても便利な場所でした。子連れ滞在だったため事前にいろいろ準備して行きましたが、実際はほとんどのものが現地で手に入り、「もっと身軽でもよかったな」と思うほど。観光地というより、安心して“暮らせる町”という印象でした。

宿も広く快適で、1階のこたつは家族の憩いの場に。こどもたちが寝た後に、リビングの大きなテーブルでコーヒーを飲む時間は、私にとってほっとできるひとときでした。滞在中には清掃とタオル交換もあり、清潔に気持ちよく過ごすことができました。

事前のメールでおすすめのお店を教えていただけたことや、チェックイン時に町を案内していただいたことも心強く、土地勘がなくても安心して滞在できました。

今回は「せっかく伊豆に来たのだから、現地の食を楽しみたい」という思いから9割外食でしたが、朝だけ簡単に用意していました。キッチンにお皿や調理器具などが揃っており、調理しやすかったです。

現地での食事は、海鮮丼や金目鯛の煮付け、鮑や伊勢海老など新鮮な海の幸を堪能し、最終日には朝市で金目鯛の釜飯とみかんジュースを味わい、最後まで伊豆の食を満喫しました。スーパーが近かったので、朝食やちょっとした買い足しも気軽にでき、その点でもとても暮らしやすい環境でした。

地域のこと

滞在中は地域のお店にも足を運びました。徒歩数分のヤシさんは、肉チャーハンや揚げ物、パフェまでどれも美味しく、家族みんなのお気に入りに。

急にお肉が食べたくなって訪れた焼肉店虎の穴さんも、お料理はもちろん、お店の方の温かい雰囲気が印象に残っています。観光地というより、地元に愛されている町のお店という心地よさがありました。

地域の方との交流も心に残っています。園バスで一緒になった保護者の方が気さくに声をかけてくださったり、つるし雛のお店では由来や意味を丁寧に教えていただいたりと、どこへ行っても親切に接していただきました。体調を崩して立ち寄った昔ながらの薬局でも親身に対応してくださり、人のあたたかさに何度も救われました。

降園後や週末には、伊豆アニマルキングダムや伊豆ぐらんぱる公園、下田海中水族館へ足を運びました。

恐竜好きの長男にとって、伊豆はまさに天国のような場所でした。伊豆アニマルキングダムの「恐竜の森」や、伊豆ぐらんぱる公園の「ダイナソーレストラン」では大はしゃぎで、珍しく自分から「写真撮ってー!」と声をかけてくれました。

そして、ホワイトタイガーに目を輝かせる長男の姿は、今でも忘れられません。

普段は写真をお友達に見せたがらない長男ですが、帰宅後は「ホワイトタイガーの写真見せたい!」「いず幼稚園の写真も!」と何度もせがむほど。東伊豆での時間が、それだけ心に残る特別な思い出になったのだと感じています。

また、幼稚園のお迎えで走る道から見える海や伊豆大島の景色も本当に美しく、毎日が特別なドライブのようでした。

観光の魅力はもちろんですが、何より心に残っているのは出会った方々のあたたかさです。一週間では足りないほど魅力あふれる東伊豆。今度は海遊びが楽しめる夏に、ぜひまた訪れたいと思っています。

さいごに

保育園留学は旅行とはまったく違う特別な体験でした。観光だけでは知ることのできない日常を少しでも実際に過ごせたことは意義深かったです。

そして何よりこどもの成長を間近で感じられたことが、私たちにとって一番の収穫でした。慣れない環境の中で自分から関わろうとする姿、新しいお友だちや先生との出会いを通して少しずつ自信をつけていく姿に成長を感じました。

ただの滞在ではなく、家族にとってかけがえのない時間となり、これからの未来の可能性を広げてくれるきっかけになりました。

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