生後6ヶ月で初めての保育園通い。夫婦揃っての育休中にこそ勧めたい保育園留学

山形県 庄内町 認定こども園 からふる

0歳

1週間

2023年10月、私の1ヶ月間の育休期間の間に、妻と生後6ヶ月の娘とともに、1週間の保育園留学に行きました。保育園留学に参加した一番の理由は、育休期間中に妻と子どもとゆっくり向き合える時間をつくりたかったから。結果として、東京の忙しない日常を離れ、自然に囲まれた地域で家族でゆったりと時を過ごすことができました。

留学先として庄内町を選んだ決め手は三つあります。一つ目は、これまでに訪れたことがない地域だったこと。二つ目は、仕事で一次産業に関する調査・研究をしているので、農業や米づくりが盛んな庄内地域に興味があったこと。そして三つ目が、歴史的に有名なエリアなので、観光資源が揃っているだろうと思ったことです。留学先である「認定こども園からふる」が0歳児の受け入れをしてくれることも大きな理由の一つでした。

保育園のこと

今回留学先として娘を預かってもらったのは、「認定こども園 からふる」です。実は、これまで娘をどこかに預けたことはほぼありませんでした。娘にとっても、私たち親にとってもはじめての保育園。不安がなかったわけではありませんが、今ではそんな不安も思い出せないほど、とてもいい経験をさせてもらいました。

初日は園長先生が出迎えてくれ、施設内や受け入れ体制について、丁寧に説明していただきました。まだ保育園のことがほとんど分からない私たちにとって、これだけでもずいぶん安心させられたのを覚えています。タイミングが良かったのかもしれませんが、今回は、保育士さんにほぼマンツーマンで娘のことをみてもらえました。日中は近場へお散歩に連れて行ってもらい、どんぐりを拾うなどして過ごしていたようです。

日中も随時アプリ上に子どもの写真をアップロードしてくれるので、娘の様子が気になった時には元気そうな姿を見ることができて、私も妻も安心していました。またお迎え時には保育士さんの手書きのレポートもいただき、授乳や昼寝についても細かく把握することができました。初めて子どもを預ける身としては、こうした手厚いサポートはかなり大きな安心材料になります。今後、保育園探しをする時にも今回の体験が一つの物差しになると感じました。

娘は特に人見知りや不安がることなく、毎日スムーズに通園できていました。まだ幼く、言葉での意思疎通はできないのですが、保育園から送られてくる写真の中には、家では見せたことないような表情をしているものも。半年間、ほぼ母親と二人きりの生活だったので、娘なりに、新しい体験を通して感じるものや、刺激をたくさん受けているのだな、と。おかげで園から宿泊施設に帰るとすぐに爆睡する日々でした。


暮らしのこと

娘が保育園に通っている日中は、妻と2人で庄内エリアの観光をして過ごしました。庄内エリアにはラーメン屋、庄内豚の焼肉屋、海鮮など、グルメスポットがたくさんあります。事前に知人から聞いたおすすめ店舗を渡り歩きながら、久しぶりに夫婦二人でゆっくりとランチを楽しむことができました。ある時は琴平荘という、期間限定で営業している有名なラーメン屋さんの行列に3時間も並んだことも。子どもが生まれてからはできなかった、贅沢な時間の使い方をすることができて楽しかったです。

園長先生にも毎日のようにおすすめスポットを教えていただき、観光地や公園、城跡、旧庄内藩の藩校など、さまざまな場所に足を運びました。時にはカフェや図書館で本を読みながらゆったり過ごすことも。庄内町は公共施設が整っていて、中でも温浴施設は宿泊施設からもほど近くにあったので、昼からサウナと温泉を楽しんだことも何度かあります。

元々、休みの日には旅行をすることが好きだった私たち夫婦。保育園留学の少し前には、娘を連れて初めての海外旅行にも行きました。しかし子連れ旅行だと、日常生活以上に気を遣ったり大変なことが多く、気晴らしのつもりがかえって疲れてしまうことがありますよね。保育園留学は、日中は子どもと離れて過ごすので、親にとっていいリフレッシュの機会にもなりました。妻と二人でゆっくり過ごすことで、お互い心のゆとりを取り戻せたような気がします。

育休中なので仕事はしていないのですが、一度だけ、コワーキングスペースのある「立川拠点施設」を使ってワーケーション体験をしてみました。保育園のすぐ隣にある施設で、なんと無料で利用することができるんです。自宅ではどうしても子どもの泣き声が聞こえたり集中しづらい環境なのですが、ここはとても静かで、作業に没頭することができました。宿泊施設にはパソコン作業向きのデスクがなかったので、リモートワークをされる場合はこちらの施設を使うことをぜひ勧めたいです。

宿泊施設のこと

留学中は園から車で10分ほどの「あまるめゲストハウス Mokkehouse」に滞在しました。オーナーは農家さんで、なんと滞在中は新米が食べ放題という嬉しいサービス付き。16時に保育園へお迎えに行くと、スーパーへ寄って地元の野菜や食材を買い、夜は毎日自炊を楽しみました。

古民家をリノベーションした建物で、夜に少し肌寒さを感じたことを除けば、生活で不便を感じることは特になかったです。2階にはこたつとプロジェクターが設置されているので、そこで映画を見たりしながら団らんもできそうですね。

周辺には飲食店がいくつもあり、割と賑やかな立地。初日は庄内町に到着したのが夜だったので、宿から歩いていける範囲に飲食店があるのはありがたい環境でした。訪れたのは老夫婦が営むこじんまりとした「なにわ」というお好み焼き屋さん。「あまるめゲストハウスMokkehouse」のことをご存じで、そこに滞在していると知るととても歓迎してくれたのが嬉しかったです。芋煮会にも招待してもらい、数日後に再度訪れてみんなで芋煮会を楽しみました。お土産に庄内柿を持たせてくれたりと、地方ならではの人との繋がりに心が温まりました。

子どもがまだ小さい育休中にこそ勧めたい保育園留学

今回私は育休期間を使って保育園留学に参加しましたが、世の育休夫婦にはぜひ参加を勧めたいです。実際に、職場復帰してからは同僚たちに積極的に勧めて回っているくらいです(笑)。私が育休を取得したのは、妻と同じように育児を担い、子どもと向き合い、そして妻と向き合う時間をつくるため。ところが1ヶ月の限られた育休期間中、日常はあっという間に過ぎてしまい、時間をつくることは簡単ではありません。保育園留学に参加することで、妻や子どもとゆっくり向き合って過ごすことができました。私たちのように、子どもがまだ小さいうちから保育園留学に参加することは、非常に大きな意味があると感じています。

庄内町は今や私たち家族にとって第二のふるさとです。たった一週間の滞在でもそのように思えることに、自分達でもびっくりしています。それだけ庄内町の人たち、特に園の皆さまには大変よくしていただきました。滞在の最後には「また来てね」と温かい言葉をかけていただいたので、一年後、ぜひまた子どもの成長を見せに庄内町に戻って来たいです。今回は娘がまだ6ヶ月での参加だったので、娘が自我を持ち、歩いたり喋ったりするようになれば、また全然違う経験ができるはず。食物の収穫体験なんかもしてみたいですね。今から待ち遠しいです。

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